目の下のたるみを解消して見た目年齢を変えましょう
2022.03.07目の下のクマ・たるみ取り

加齢に伴い目元にみられる変化
寝ている以外の時間はずっと目を使っており、1分間に約20回、1日では合計15,000回~20,000回ものまばたきをしているとされます。 近年はスマホやパソコンで目を酷使していることもあり、加齢とともに目元の変化が気になっている方も多いでしょう。 そこでこの項目では、加齢に伴って現れてくる目元の変化について紹介します。しわやたるみが増える
実感されている方も多いと思いますが、目元のしわが増えるのは肌の水分量が低下しているからです。 その原因は、日焼けやメイク、さらには強い摩擦などの目のまわりへの強い刺激です。 これらを起因として炎症が起きてしまい、肌の弾性を保つ役目を果たしているコラーゲンやエラスチンなどが失われてしまうからです。 そのためハリが低下し、しわが増加してしまうのです。 若い頃はコラーゲンの生成がすぐに行われるのですが、年齢とともに生成に時間がかかるようになってしまうため、コラーゲンが不足しがちになってしまうことも要因の一つです。クマが目立ってくる
疲れなどで目の下のクマが目立つことがありますが、加齢によるものは主に目のまわりの筋力の低下が原因です。 筋力が低下することで、眼球を支えている眼窩脂肪が前方に突出してしまいます。 そのため目の下が膨らんできて、クマが目立ってくるのです。 クマにはいくつか種類がありますが、加齢によるものは黒クマと呼ばれます。目元がくすむ
目元のくすみは老け顔に見られることが多く、気をつけて欲しい部分ですが、目元はアイメイクをするために加齢とともに目元がくすんでしまいます。 メイクをするときも、落とすときも目元をこすってしまうからです。 そのため炎症が起きて色素沈澱が起きるために、目のまわりがくすんでしまうのです。眼瞼下垂になる
まぶたが垂れ下がり目が開きにくくなる症状を眼瞼下垂(がんけんかすい)と言います。 後天性あるいは加齢性眼瞼下垂は、まぶたを引き上げる眼瞼挙筋などの筋肉や、まぶたの縁にある瞼板(けんばん)、さらには筋肉と瞼板をつなぐ腱膜がたるんでしまうことが原因です。 加齢によって皮膚がたるむことも眼瞼下垂の原因になりますが、スマホなどによる目の酷使によって若い頃から症状が見られる方も多くなっています。上まぶたがくぼむ
加齢によって上まぶたがくぼむのには、主に2つの要因があります。- 目のまわりの骨が萎縮して眼窩の広さ(容積)が大きくなっている
- 眼瞼下垂が生じたことで周囲の組織が引き込まれている
目が小さくなる
眼球の大きさ小さくなることはありませんが、内眥靭帯や外眥靭帯が伸びて緩みがでることでまぶたの幅が短くなり目が小さくなります。目の下のたるみの原因
これまで加齢によって起きる目元の変化について説明しましたが、目の下がたるんでくることもその一つです。 ここではその原因について解説していきます。 現在、加齢による目の下のたるみは下記の3つが原因と考えられます。- 目のまわりの筋肉の衰え
- 肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンの減少
- コラーゲンやエラスチンの質が変化
目の下のたるみを改善する方法
目の下がたるんでくる原因がわかったところで、改善するための方法を4つほど紹介します。スキンケア
目のまわりは皮脂腺が少なく、皮膚や皮膚の表面にある角層自体も薄く、バリア機能が低いとされます。 そのため紫外線や乾燥といった外部要因の刺激を受けやすい傾向があります。 そこで普段から丁寧なスキンケアを行い、しっかりと保湿するようにしましょう。 ご自身の肌に合った目元専用の美容液やアイクリームなどを使用すると、目の下のたるみやクマ、しわなどの改善に役立つことが期待できます。マッサージ
目の下のたるみは眼窩脂肪が突出していることが原因ですから、その引き締めに期待が持てるのが眼輪筋のトレーニングです。 いくつか方法がありますが、代表的なものを下記に紹介します。- 眼球を上下左右に動かす
- 右回り左回りにゆっくりと回す
- 上まぶたを上へ、下まぶたを下へ、目尻を顔の外へ引っ張りながら目を閉じる
メイク
根本的な改善にはなりませんが、コンシーラーでカバーする方法もあります。 目の下のたるみの下部分は影となって黒っぽく見えるため、明るめのコンシーラーでトーンをアップさせます。 さらに肌に近い色のコンシーラーで重ね塗りをして目立たなくしていきます。美容医療
目の下のたるみを改善するために、皮膚科や形成外科、美容外科などで治療を受けることも一つの方法です。 当院では主に下記の3つの方法でアプローチしています。- 医療ハイフ
- ヒアルロン酸注射
- 脱脂手術
目の下のたるみに対する当院の治療法
当院では、患者さんの希望や症状の状態に合わせて、以下の治療法を用いています。医療ハイフ
医療ハイフとは、高密度焦点照射式超音波治療のことです。 超音波を1点に集中させて照射することで、顔のリフトアップが期待できます。 また、切開しないで施術ができるため、まわりの組織にダメージを与えることがないのも特徴です。 日光を集める仕組みの虫眼鏡に例えられますが、高密度の超音波を照射することで、従来のレーザー治療やエステで施術可能なハイフでは照射できない肌の奥にある表在性筋膜や皮下脂肪にアプローチすることができます。 そのためコラーゲンやエラスチンの生成に期待ができるのです。ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸はコラーゲン組織を保持するはたらきがあり、肌の水分量や柔軟性の維持に関与しているとされます。 もともと体内にある物質ですが、注射によって補充することでコラーゲン組織の改善に期待ができます。 使用するのは細い注射針で、気になる部位の皮膚内部に直接注入することで肌を内側から持ち上げ、しわやたるみにアプローチします。 切開しないで施術ができるため、メスを入れることに抵抗がある方にもおすすめできる方法です。 ただしヒアルロン酸注射には、ヒアルロン酸が透けて青みがかって見えるチンダル現象があります。 そのため当院では、チンダル現象が起きない目元用のヒアルロン酸注射を採用しています。脱脂手術
脱脂手術とは、目の下のたるみやクマの原因となっている眼窩脂肪を取り除く手術です。 当院では下記の2種類の脱脂手術を行っています。- 経結膜脱脂法…まぶたの裏側を切開して眼窩脂肪を取り除く手術です。
- 経皮的脱脂法…まぶたの表側を切開して眼窩脂肪を取り除く手術です。
副作用と注意点
それぞれの治療法についての主な副作用や注意点は以下の通りです。 施術後に気になる症状がみられた場合、必ず医師へ相談しましょう。医療ハイフ
赤みや浮腫、まれに神経麻痺や肌荒れなどが生じることがあります。 施術後は照射によって肌の乾燥やほてりがみられやすい状態になります。 施術当日は激しい運動を控え、入浴もシャワーで済ませてください。 以下に該当する方は、施術をお控えください。 妊娠中、または授乳中の方 心臓疾患や出血性疾患がある方 金属アレルギーがある方 ケロイド体質の方 ペースメーカーなどの埋込式医療器具を使用中の方 糖尿病、または糖尿病による合併症がある方 アルコール中毒、薬物中毒など、精神神経症がある方 ※その他注意事項 医療ハイフは、医薬品医療機器等法上の国内の承認を得ていません。 医療ハイフは、当院の医師が個人輸入しています。 国内に同一レベルの性能をもつ国内承認機器はありません。 医療ハイフは、韓国のMFDS(旧KFDA)、ヨーロッパの承認を取得済です。 なお、医学的知見のない個人輸入等に関しては推奨していません。ヒアルロン酸注射
痛み、内出血、血管閉塞、左右差、異物感、アレルギー反応による腫脹などが生じることがあります。 洗顔や入浴は当日から可能です。 飲酒や運動は術後24時間はお控えください。脱脂手術
腫れ、内出血、疼痛、出血、血腫、しこり感、小じわ、凹み感、左右差などが生じることがあります。 まぶたの表側を切開する経皮的脱脂を行った場合には、約1週間で抜糸が必要です。 傷痕が残りますが時間と共に目立たなくなっていきます。料金
当院での施術料金は以下の通りです。医療ハイフ
項目 | ショット数 | 円(税込) |
---|---|---|
全顔 | 770 | 88,000円 |
フェイスライン | 600 | 77,000円 |
頬 | 300 | 44,000円 |
二重あご | 300 | 38,500円 |
ほうれい線 | 340 | 46,200円 |
目元 | 110 | 22,000円 |
ハイフシャワー(ドット) | 400 | 66,000円 |
ハイフシャワー(ライナー) | 400 | 66,000円 |
脱脂手術とヒアルロン注射
項目 | 円(税込) | |
---|---|---|
下眼瞼の脂肪取り | 脱脂(目の裏から) | 242,000円 |
ハムラ法 | 495,000円 | |
下眼瞼のたるみ取り+脱脂(表から) | 297,000円 | |
ヒアルロン酸 アラガン | ボルベラ | 77,000円(1本) |
ボリフト | ||
ボリューマ | ||
ボラックス | ||
ヒアルロニダーゼ | 他院 | 39,800円(1A) |
当院 | 19,800円(1A) | |
ヒアルロン酸手技料 | 22,000円 |
まとめ
目のまわりは皮膚が薄く、乾燥しやすいこともあってダメージを受けやすい部位です。 特に目の下のたるみは「見た目年齢」を大きく後退させますので、気になる場合は改善するようにしましょう。 そのための方法として、今回の記事では次の4つを紹介しました。- スキンケアで目元を保湿する
- 眼輪筋のトレーニングをする
- コンシーラーでカバーする
- 美容医療を受ける