粉瘤(アテローム)の手術と保険診療について
2025.08.30粉瘤

粉瘤(アテローム)の手術と保険診療について
粉瘤とは?
粉瘤(ふんりゅう)とは別名アテロームと呼ばれ、皮膚の下に袋状の構造(嚢腫)ができ、そこに角質や皮脂が溜まることで徐々に大きくなる良性腫瘍です。
見た目は皮膚の下にコリコリとしたしこりとして触れ、炎症を起こすと赤く腫れて痛みを伴います。自然に治ることはなく、放置すると徐々に大きくなっていくため、根治には手術での摘出が必要です。
粉瘤の治療は保険適応になる?
粉瘤の手術は健康保険が適用される治療です。
粉瘤は放置すると炎症や感染を起こす可能性があるため、保険診療の対象になります。
手術費用の目安(保険3割負担の場合)
区分 | 費用の目安 |
---|---|
小さな粉瘤(直径2cm未満) | 約5,000〜8,000円前後 |
中〜大きめ(2〜5cm程度) | 約10,000〜15,000円前後 |
病理検査費用 | 約3,000〜5,000円程度 |
※あくまで目安です。部位や大きさ、炎症の有無によって費用は変動します。
別途、診察料や処方箋料などがかかってきます。
切開排膿と切除(摘出)の違い
- 切開排膿
急性炎症時に腫れや痛みを和らげる応急処置です。垢が入っている袋は残るため再発します。
そのため、炎症が落ち着いた後に摘出手術を追加する必要があります。 - 切除(摘出)
垢の袋ごと取り除く根治的治療です。炎症がない状態で行うと再発リスクが低くなります。
また、炎症を1度でも起こしてると周りの組織に癒着しているため、切除する範囲が広くなるのでなるべく早め(炎症を起こす前)に受診することを推奨します。
再発リスクについて
粉瘤は袋(嚢腫壁)が残ると再発します。
特に炎症がある状態で無理に手術をすると取り残しやすいため、「切開排膿 → 抗生剤で炎症鎮静 → 数ヶ月後(炎症が落ち着いてから)に摘出」という二段階治療が推奨されます。
ご予約について
当院は予約制となっております。
粉瘤(アテローム)の診察・手術をご希望の方は、以下の方法でご予約ください。
- Web予約(24時間受付)
ご自身の都合に合わせて、スマートフォン・パソコンから簡単にご予約いただけます。
→ Web予約はこちら - 電話予約
「粉瘤の診察希望」とお伝えください。
TEL:03-6450-7754(受付時間:10:00〜17:40) - LINE相談・予約
公式LINEからもご予約可能です。
友だち追加後、「粉瘤の相談希望」とメッセージをお送りください。
→ LINE予約はこちら
予約から手術までの流れ
- ご予約(Web・電話・LINEで受付)
- 初診・診察(炎症の有無を確認。必要に応じて切開排膿処置)
- 手術日を決定
- 炎症がない場合:採血結果が届き次第(約1週間後)摘出手術
- 炎症がある場合:切開排膿+抗生剤内服 → 約3ヶ月後に摘出手術
- 手術(外来・日帰り)
- 抜糸(1〜2週間後に抜糸)
- 通院(抜糸から2週間ほどで病理結果のお渡し)
注意事項
- 保険証を必ずご持参ください。
- 血液をサラサラにする薬を服用中の方は、事前にお知らせください。
- 当日は患部を清潔にしてご来院ください。
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 粉瘤の手術はどのくらい時間がかかりますか?
A. 小さな粉瘤であれば10〜20分程度で摘出できます。大きなものや炎症が強い場合はもう少し時間がかかることもあります。
Q2. 手術は痛いですか?
A. 手術中は局所麻酔を使用するため、痛みはほとんどありません。麻酔注射の際にチクッとする程度です。
Q3. 切開排膿と摘出手術はどう違うのですか?
A. 切開排膿は膿を出して炎症を和らげる応急処置で、袋は残るため再発します。根治には袋ごと取り除く摘出手術が必要です。
Q4. 手術後はすぐに日常生活に戻れますか?
A. はい、可能です。入浴や運動は翌日以降、傷口の状態を見ながら再開していただきます。仕事や日常生活への大きな支障はほとんどありません。
Q5. 粉瘤は再発しますか?
A. 袋を完全に取り除けば再発はしません。ただし、炎症がある状態での手術は取り残しが生じやすいため、切開後に炎症を落ち着かせてから改めて摘出する二段階治療を行うことがあります。
Q6. 粉瘤の手術は入院が必要ですか?
A. 基本的に外来で行う日帰り手術です。特別な入院は不要です。
Q7. 手術の費用はどれくらいかかりますか?
A. 健康保険が適用されるため、3割負担の場合で 8,000〜15,000円程度 が目安です。
Q8. 手術跡は目立ちますか?
A. 大きさや部位によりますが、縫合の仕上がりを工夫することで目立ちにくい傷跡になります。時間の経過とともに赤みも薄れていきます。
形成外科医による手術をおすすめする理由
粉瘤(アテローム)の手術は皮膚を切開して袋ごと取り除く処置であり、傷跡や再発防止には医師の技術が大きく関わります。
- 形成外科医は皮膚や皮下組織の構造に精通しており、できるだけ目立ちにくい傷跡になるように縫合する技術を持っています。
- 袋の取り残しがないよう丁寧に摘出することで、再発リスクを下げることができます。
- 顔や首など、傷跡が気になる部位の粉瘤も、形成外科医による手術で安心して治療を受けていただけます。
そのため粉瘤の手術は、形成外科専門医のいるクリニックでの治療をおすすめします。
ネス駒沢クリニックがおすすめな理由
当院(ネス駒沢クリニック)は、形成外科専門医が在籍しており、粉瘤の診断から手術、術後フォローまで一貫して対応可能です。
- 形成外科専門医による手術
傷跡ができるだけ目立たないように縫合を行い、見た目にも配慮した治療を提供します。 - 日帰り手術・保険診療対応
外来で日帰り手術が可能であり、健康保険が適用されるため費用面も安心です。 - アクセスの良さ
東急田園都市線「駒沢大学駅」より徒歩1分。世田谷区・目黒区・渋谷区からも通いやすい立地です。 - 予約制で待ち時間が少ない
Web予約・電話・LINEから受付可能で、患者さまのご都合に合わせた診療が可能です。
まとめ
- 粉瘤は自然治癒せず、根治には手術が必要です。
- 手術は健康保険が適用され、費用は数千〜1万円台程度が一般的です。
- 炎症時は切開排膿と抗生剤内服を行い、3ヶ月ほど経過をみてから摘出手術を行います。
- 再発を防ぐには、炎症がない状態で袋ごと取り除くことが重要です。