ネス駒沢クリニックからのスタッフコラムColumn

ピコレーザーの効果は?回数・ダウンタイムとシミが消えない理由を解説

2022.11.02シミ取り

ピコレーザー効果アイキャッチ

ピコレーザーの効果は、シミ・肝斑・ニキビ跡のどれを治したいかによって大きく変わります。

同じ機械を使っていても、照射モードが合っていなければ思ったような結果にはなりません。

この記事では、3つの照射モードの違いから、悩み別に必要な回数、ダウンタイムの実際まで解説します。

ピコレーザーとは?

ピコレーザーと従来のQスイッチレーザーの照射時間の違いを示した図

ピコレーザーは、レーザーを当てる時間を極端に短くすることで、肌への負担を抑えながらメラニン色素を壊す治療機器です。

従来のレーザーと何が違うのか、なぜ効果に差が出るのか、まずはその仕組みから整理していきます。

ピコ秒は何がいい?従来のレーザーとの違い

ピコレーザーの「ピコ」は、時間の単位です。

1ピコ秒は1兆分の1秒で、従来のQスイッチレーザーが使うナノ秒(10億分の1秒)と比べると、およそ1000分の1という短さです。

レーザーが当たっている時間が短いほど、周囲の組織に熱が伝わる前に色素だけを壊せます。

従来のレーザーは熱でメラニンを壊していましたが、ピコレーザーは瞬間的な衝撃波で砕くイメージに近いといえます。

結果として、肌へのダメージが減り、色素沈着などのリスクも抑えられるのです。

両者の違いを整理すると次のとおりです。

▼ピコレーザーと従来のQスイッチレーザーの違い

※表は横にスクロールできます

比較項目 ピコレーザー Qスイッチレーザー(従来型)
照射時間 ピコ秒(1兆分の1秒) ナノ秒(10億分の1秒)
色素の壊し方 衝撃波で細かく砕く 熱で破壊する
薄いシミへの反応 反応しやすい 反応しにくいことがある
周囲の肌へのダメージ 少ない 熱が伝わりやすい
色素沈着のリスク 比較的低い 比較的高い

薄くて反応しにくかったシミにも届くようになった点は、ピコレーザーが広まった大きな理由のひとつといえるでしょう。

波長とパルス幅で効果が決まる

レーザー治療の効果を左右するのは、大きく分けて「波長」と「パルス幅」の2つです。

波長はレーザーの光が肌のどこまで届くかを決めるのですが、波長が短いほど皮膚の表面近くで働き、長いほど深いところまで届きます。

同時に、波長ごとに反応しやすい色も違うのです。

メラニンによく吸収される波長を選べばシミに、ヘモグロビンに吸収される波長を選べば血管の治療にも使えます。

もうひとつのパルス幅は、1回の照射にかかる時間のことです。

パルス幅が長いほど熱が広がって肌の負担が増え、短いほど狙った場所にピンポイントで力を集中できます。

ピコレーザーが肌にやさしいとされるのは、このパルス幅の短さによるものです。

つまり、治したい症状に対して波長とパルス幅の組み合わせが適切かどうかが、効果の分かれ目になります。

「ピコレーザーだから効く」のではなく、「その悩みに合った設定で照射されているか」が問われるのです。

ピコレーザーの3つの照射モードと違い

ピコスポット・ピコトーニング・ピコフラクショナルの3つの照射モードと対象となる悩みの比較図

ピコレーザーには、出力と照射範囲を変えた3つのモードがあります。

同じ機器でも、どのモードを選ぶかで対象となる悩みがまったく変わります。

ここを理解しておくと、カウンセリングでの提案も納得しやすくなるはずです。

▼3つの照射モードの比較

※表は横にスクロールできます

モード 出力 照射範囲 主な対象 ダウンタイム
ピコスポット 高出力 ピンポイント シミ・そばかす・ADM かさぶたが1週間前後
ピコトーニング 低出力 全顔 肝斑・くすみ・色ムラ 赤みが数時間
ピコフラクショナル 点状照射 全顔・部分 ニキビ跡・毛穴・小じわ 赤みが24時間以内

ピコスポット|シミ・そばかすをピンポイントで

ピコスポットは、気になるシミやそばかすに高出力のレーザーを1点ずつ照射する方法です。

強い衝撃波でメラニン色素を短時間に壊すため、はっきりしたシミには最も効率のよいモードといえます。

照射時間が短いぶん瞬間的なパワーが強く、従来のQスイッチレーザーでは反応しにくかった薄いシミにも届くのが特徴です。

一般的なシミやそばかすであれば、ほとんどの場合1〜3回の照射で完了します。

照射のときは輪ゴムで弾かれたような痛みがありますが、冷却しながら進めることで和らげられます。

痛みに不安がある方には麻酔クリームも使用できますので、遠慮なくお申し出ください。

ピコトーニング|全顔に低出力で照射し肝斑にも使える

ピコトーニングは弱いレーザーを顔全体にまんべんなく当てていくモードで、肌全体のトーンを明るくし、くすみや色ムラの改善が期待できます。

このモードの価値は、肝斑に使える点にあります。

肝斑は刺激を受けると濃くなる性質があるため、強いレーザーを当てるピコスポットでは治療できません。

出力を落としたレーザーを繰り返し当てることで、肌に負担をかけずに少しずつ薄くしていくのがピコトーニングの考え方です。

照射中はチクチクした感じやほてりを覚えることがありますが、数分で消えていきます。

当院では月1回程度のペースをおすすめしています。

ピコフラクショナル|ニキビ跡・毛穴の凹凸に

ピコフラクショナルは、レーザーを細かい点状に分けて照射するモードです。

狙いは色素ではなく、肌の土台にあたる真皮です。

点状の刺激が加わると、皮膚の自己再生スイッチが入り、コラーゲンやエラスチンが増えていきます。

その結果、ニキビ跡のクレーターや毛穴の開き、小じわの改善につながります。

色ではなく質感を変えるモードだと考えるとわかりやすいでしょう。

一般的な炭酸ガスレーザーによるフラクショナル照射では皮膚に点状の穴が開き、かさぶたや色素沈着が起こりやすくなります。

ピコフラクショナルは皮膚表面にほとんど傷をつけないため、ダウンタイムが軽く短い点が特徴です。

ピコレーザーとピコトーニングは別のもの?

クリニックのサイトを見比べていると、「ピコレーザー」と「ピコトーニング」が並んで書かれていて混乱する方が少なくありません。結論から申し上げると、この2つは並列の関係ではありません。

ピコレーザーは機器そのものの総称で、ピコトーニングはその機器が持つ照射モードのひとつです。

パソコンとアプリケーションの関係に近いといえます。

同じ機器から、ピコスポット・ピコトーニング・ピコフラクショナルという3つの使い方が出てくるわけです。

呼び名の関係を整理すると
  • ピコレーザー … 機器そのものの総称
  • ピコスポット・ピコトーニング・ピコフラクショナル … その照射モード
  • ピコダブル … トーニングとフラクショナルを同日に組み合わせたメニュー
  • ピコタトゥー … タトゥー除去に用いる照射メニュー

もうひとつ、メニュー名で迷いやすいのが複合メニューです。

当院の「ピコダブル」は、ピコトーニングとピコフラクショナルを同じ日に組み合わせて行う治療を指します。

色の悩みと質感の悩みを一度にケアしたい方に向けたメニューで、単独で受けるより効率よく進められるのが利点です。

クリニックによっては同じ照射を別の商品名で呼んでいることもあるので、メニュー名だけで判断せず、「どのモードを、どこに、何回当てるのか」で比べるのが確実です。

▶︎ピコダブルの詳細を見る

機種によってピコレーザーの効果は変わる

ピコレーザーと一口に言っても、メーカーによって搭載されている波長が違います。

波長が違えば、得意とする悩みも変わります。

クリニック選びで見落とされがちな点なので、ここを押さえておくと選択の精度が上がるはずです。

機種選びで見るポイント
  • 搭載されている波長で、届く深さと反応する色が変わる
  • シミ・そばかすを狙うなら755nmを持つ機種
  • 肌の深部に働きかけたいなら1064nmを持つ機種

主な機種の比較|ピコシュア・ピコウェイ・ディスカバリー

国内でよく使われている代表的な3機種を比べてみます。

▼主なピコレーザー機種の比較

※表は横にスクロールできます

機種 主な波長 得意とする悩み 特徴
ピコシュア 755nm シミ・そばかす・ニキビ跡・タトゥー メラニンへの吸収率が高く、血管への影響が少ない
ピコウェイ 532nm/1064nm 肌質改善・美肌 パルス幅が短く、深部まで届きやすい
ディスカバリーピコ 532nm/694nm/1064nm 幅広い悩みに対応 ルビーレーザーを含む3波長を搭載

どれが優れているという話ではありません。

自分の悩みに合った波長を持つ機種かどうかが、選ぶときの基準になります。

肌の奥に働きかけたいのか、表面の色素を狙いたいのかで、向いている機種は変わってくるのです。

当院で使用している機種

当院では、アメリカのサイノシュア社が開発したピコシュア(PicoSure)を導入しています。

世界初のピコレーザーとして知られ、FDA(アメリカ食品医薬品局)からシミやそばかすなどの色素性病変、小じわ、にきび跡について承認を取得している機器です。

ピコシュアの強みは755nmという波長にあります。

メラニンによく吸収される一方でヘモグロビンへの吸収が低いため、血管へのダメージを抑えられます。

内出血や炎症後色素沈着のリスクを減らせる点で、日本人の肌のシミ取りに適したレーザーだといえるでしょう。

▶︎ピコレーザー治療の詳細を見る

悩み別に見るピコレーザーの効果

ピコレーザーで扱える悩みは幅広く、シミから毛穴、さらにはタトゥーまで届きます。

ただし、悩みごとに使うモードも、必要な回数も違います。

ご自身の悩みがどれに当てはまるかを確認してみてください。

シミ・そばかす

ピコレーザーが最も得意とするのが、境界のはっきりしたシミやそばかすです。

ピコスポットで1点ずつ照射し、メラニン色素を細かく砕いて排出させていきます。

従来のレーザーとの差が出やすいのは薄いシミへの反応で、色が薄いシミは熱で壊すタイプのレーザーだと反応が鈍く、何度当てても変化が乏しいことがありました。

衝撃波で砕くピコレーザーであれば、そうしたシミにも効果が期待できます。

頬骨のあたりに左右対称に出る青灰色の色素斑は、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と呼ばれ、シミとは別の病態です。

真皮という深い層にメラニンがあるため、通常のシミより回数がかかります。

肝斑

肝斑は、頬骨のあたりに左右対称でぼんやりと広がる色素斑です。

輪郭がはっきりしないため、シミとの見分けが難しいこともあります。

強いレーザーを当てると、かえって濃くなってしまう恐れがあるため、肝斑は刺激を受けると悪化するため、ピコスポットでの治療はできません。

肝斑に使えるのは、低出力で全顔に照射するピコトーニングに限られます。

また、レーザーだけで完結させるものでもありません。

肝斑のある方には、トランサミンなどを内服しながら継続的に照射を重ねていただきます。

ハイドロキノンやトレチノインといった外用薬を併用すると、さらに効果が高まると考えられています。

ニキビ跡・毛穴の凹凸

色ではなく肌の凹凸が気になる場合は、ピコフラクショナルの出番です。

細かい点状の刺激で真皮のコラーゲンやエラスチンを増やし、へこんだ部分を内側から持ち上げていきます。

ニキビ跡のクレーター、開いた毛穴、目元や口元の小じわ。これらはいずれも肌の土台がやせて生じるものなので、アプローチの方向が同じになります。

1回で劇的に変わる治療ではありませんが、回を重ねるごとに肌のきめが整っていく実感を持たれる方が多い施術です。

タトゥー・アートメイクの除去

ピコレーザーは、タトゥーや刺青、アートメイクの除去にも使えます。

高出力のレーザーでインクの色素を粉々に砕き、体内に排出させる仕組みです。

従来のナノ秒レーザーに比べて肌が受ける熱ダメージが少なく、短い期間で治療を進められます。

これまで除去が難しいとされてきた緑や青のタトゥーにも対応できるのは、755nmという波長を持つピコシュアならではの強みです。

回数は色の深さやインクの種類によって変わります。

3〜10回で目立たなくなることが多いものの、10回以上を要する場合もあります。

▶︎タトゥー除去の詳細を見る

ピコレーザーの効果はいつから?何回必要?

治療を検討するうえで、いちばん気になるのが回数と期間ではないでしょうか。

「1回で消えるのか」「何か月通うことになるのか」、ここでは目安をはっきりお伝えします。

1回で効果は出る?

モードによって答えが変わります。

境界のはっきりしたシミにピコスポットを当てた場合は、1回でも変化を実感しやすい治療です。

照射した部分が数日で黒く変色し、かさぶたとなって剥がれ落ちると、その下から色の薄い肌が出てきます。

この過程を経て、2〜3週間ほどで仕上がりが見えてきます。

一方、ピコトーニングやピコフラクショナルは1回では変化がわかりにくい治療です。

弱い刺激を繰り返して少しずつ肌を変えていく方法なので、3回を過ぎたあたりから「なんとなく明るくなった」と感じる方が増えてきます。

悩み別・モード別に必要な回数の目安

症状の程度によって前後しますが、当院での目安をまとめました。

▼悩み別・必要な回数と間隔の目安

※表は横にスクロールできます

悩み 使うモード 回数の目安 間隔
シミ・そばかす ピコスポット 1〜3回 経過を見ながら
ADM ピコスポット 複数回 経過を見ながら
肝斑・くすみ ピコトーニング 5回以上を継続 月1回程度
ニキビ跡・毛穴 ピコフラクショナル 5回以上を継続 月1回程度
色と質感の両方 ピコダブル 5回以上を継続 月1回程度
タトゥー・アートメイク ピコタトゥー 3〜10回(それ以上の場合も) 1〜2か月に1回

肝斑や毛穴のように、コース契約で5回・10回とまとめて受ける前提のメニューが多いのは、こうした理由からです。

施術間隔はどのくらい空ける?

ピコトーニング・ピコフラクショナル・ピコダブルは、いずれも月1回程度のペースをおすすめしています。

肌のターンオーバーの周期に合わせた間隔です。

早く結果を出したいからと間隔を詰めても、効果が上がるわけではありません。

むしろ肌が回復しきらないうちに次の刺激が加わり、赤みや色素沈着が長引く原因になります。

ピコタトゥーの場合は、肌の状態を見ながら1〜2か月に1回程度とさらに間隔を空けてください。

効果はどのくらい持続する?再発はある?

照射によって壊されたメラニン色素そのものは体外へ排出されるため、そのシミが元どおり戻ってくることはありません。

しかし、シミをつくる原因が残っていれば、新しいシミが出てきます。

最大の原因は紫外線で、治療後の日焼け対策を続けられるかどうかで、その後の肌は大きく変わります。

肝斑はさらに注意が必要です。

女性ホルモンの変動や摩擦の影響を受けるため、治療をやめると再び濃くなることがあります。

シミが消えない・効果がないと感じる5つの理由

ピコレーザーを受けたのに変化を感じられない。そうしたご相談は少なくありません。

多くの場合、機械の性能ではなく別のところに原因があります。

よくある5つを挙げていきます。

理由①必要な回数に達していない

いちばん多いのがこれです。

とくにピコトーニングとピコフラクショナルは、弱い刺激を積み重ねて肌を変えていく治療なので、1〜2回でやめてしまうと変化を感じないまま終わってしまいます。

肝斑や毛穴の治療で5回・10回といったコースが用意されているのは、それだけの回数が必要だからです。

初回トライアルだけを受けて「効かなかった」と判断されるのは、とてももったいないことだと感じています。

逆に、シミにピコスポットを当てて1回で変化がなかった場合は、回数不足ではなく別の理由を疑ったほうがよいでしょう。

理由②悩みに対して照射モードが合っていない

ニキビ跡の凹凸にピコトーニングを重ねても、なかなか改善しません。

トーニングは色に働きかけるモードであって、凹凸を埋めるものではないからです。

逆のパターンもあります。

くすみが気になる方にピコフラクショナルだけを行っても、肌のきめは整っても色調はあまり変わりません。

「ピコレーザーを受けた」だけでは不十分で、悩みとモードが噛み合っているかが結果を決めます。

色と質感の両方に悩みがある方には、ピコダブルのように組み合わせる方法が向いています。

理由③そのシミはシミではないかもしれない

見落とされがちですが、これはかなり重要な話です。

顔にできる茶色い色素斑は一種類ではありません。

たとえば肝斑をシミだと思い込んでピコスポットを当てると、悪化することがあります。

頬骨の青灰色の斑がADMであれば、真皮という深い層にあるため通常のシミより回数がかかります。

加齢に伴って盛り上がってくる脂漏性角化症は、そもそも別の治療が適しているのです。

診断が変われば、選ぶべき治療も変わります。

当院では形成外科と皮膚科の視点から、まず何の色素斑なのかを見極めたうえで照射方法を決めています。

理由④炎症後色素沈着を消えていないと感じている

シミを取ったはずなのに、しばらくして同じ場所が茶色くなってくる。

これを「シミが戻った」と受け取る方が多いのですが、多くは炎症後色素沈着という別の現象です。

レーザーの刺激に反応して一時的にメラニンが増えた状態で、治療から2〜3週間ほど経った頃に現れることがあります。

多くは3〜6か月かけて自然に薄くなっていきますが、体質や炎症の程度によっては1年以上かかることもあります。

経過の途中である可能性を念頭に置いて、自己判断で通院をやめず、まずはご相談ください。

理由⑤紫外線対策やアフターケアが足りていない

照射そのものが適切でも、その後の過ごし方で結果は変わります。

レーザーを受けた直後の肌は、紫外線の影響を受けやすい状態です。

ここで日焼け対策を怠れば、せっかく薄くしたシミの上に新しいメラニンが乗ってしまいます。

肝斑の方であれば、内服や外用の併用を途中でやめたことが停滞の原因になっているケースもあります。

当院がレーザー単独ではなく、エレクトロポレーションや内服薬・外用薬を組み合わせたコンビネーション治療をご提案しているのは、こうした背景があるためです。

レーザーは治療全体の一部であって、すべてではありません。

ピコレーザーのダウンタイムと経過

ダウンタイムの長さは、受けるモードによって大きく違います。

数時間で落ち着くものもあれば、1週間ほどかさぶたが残るケースもあるのです。

予定と照らし合わせて計画を立てられるよう、実際の経過をお伝えします。

モード別のダウンタイム早見表

モードごとの目安を一覧にしました。

▼モード別のダウンタイム

※表は横にスクロールできます

モード 主な症状 落ち着くまで メイク
ピコスポット かさぶた・一時的な黒ずみ 1週間前後 患部を避ければ当日から
ピコトーニング 軽い赤み 数時間 当日から
ピコフラクショナル 赤み ほとんどは24時間以内 翌日から
ピコダブル チクチクした痛み・赤み 数時間 翌日から
ピコタトゥー 水疱・かさぶた 1〜2週間 患部を避けて

大きな予定がある方は、ピコスポットとピコタトゥーだけは日程に余裕を持たせてください。

トーニングやフラクショナルであれば、仕事帰りに受けて翌日から通常どおり過ごすことも可能です。

当日から1ヶ月後までの経過

ここではピコスポットを例に、シミが消えるまでの流れを追ってみます。

もっとも変化がわかりやすいモードだからです。

当日
照射直後〜その日のうち

照射した部分に軽い赤みやヒリつきが出ます。患部への刺激を避ければ、メイクも洗顔も当日から可能です。1週間は炎症を抑える軟膏を塗布していただきます。

2〜3日
シミが濃く見える時期

照射した部分が一時的に黒くなります。「濃くなった」と驚かれる方が多いのですが、これは壊れたメラニンが表面に上がってきている正常な反応です。

1週間
かさぶたが剥がれる

黒くなった部分がかさぶたとなり、自然に剥がれ落ちます。無理に剥がすと色素沈着や傷あとの原因になるため、触らずにお待ちください。

2〜3週
仕上がりが見えてくる

かさぶたの下から新しい皮膚が現れ、シミが薄くなったことを実感できる時期です。この段階の肌は特に紫外線に弱いため、日焼け対策を徹底してください。

1ヶ月
経過を確認する時期

仕上がりが安定してきます。人によっては炎症後色素沈着が出ることもありますが、多くは3〜6か月かけて薄くなっていきます。追加照射が必要かどうかもこの時期に判断します。

2〜3日目に色が濃くなる段階で不安になる方がとても多いのですが、ここは想定内の経過です。

あわてず1週間お待ちください。

ピコレーザーの効果を引き出すアフターケア

先ほど「効果を感じられない理由」の5つ目に挙げたケア不足の答えを、具体的な行動に落とし込んでお伝えします。

照射後の過ごし方は、照射そのものと同じくらい結果を左右します。

紫外線対策を徹底する

4つのケアのなかで、最優先はこれです。

照射後の肌はメラニンをつくりやすい状態にあります。

ここに紫外線が加わると、せっかく壊した色素の代わりに新しいメラニンが生まれ、炎症後色素沈着として現れます。

治療の効果を打ち消してしまう最大の要因が紫外線だとお考えください。

日焼け止めは朝に塗って終わりではなく、汗をかいたら塗り直すことが大切です。

保湿して摩擦を与えない

照射後の肌は一時的にバリア機能が低下した状態です。

乾燥した状態が続くと、外からの刺激を受けやすくなり、赤みや色素沈着が長引きます。

もうひとつ気をつけたいのが摩擦です。

洗顔でゴシゴシこする、タオルで強く拭く、化粧水を叩き込むように塗るのような日常の何気ない摩擦が、肌への刺激になります。

とくに肝斑の方は摩擦で悪化しやすいため、触れる回数そのものを減らす意識を持ちましょう。

かさぶたは無理に剥がさない

ピコスポットを受けた方に必ずお伝えしていることです。

かさぶたは、新しい皮膚ができるまで患部を守る蓋の役割を果たしているので、自然に剥がれ落ちるのを待ってください。

途中で剥がしてしまうと、まだ準備の整っていない皮膚がむき出しになり、色素沈着や傷あとが残る恐れがあります。

当院ではピコスポット後の3日間、炎症を抑える軟膏を塗布していただいています。

内服薬・外用薬を併用する

当院ではレーザー単独ではなく、エレクトロポレーションや内服薬・外用薬を組み合わせたコンビネーション治療をご提案しています。

内側と外側の両方から働きかけたほうが、結果に差が出るためです。

取り扱っている主な薬剤は次のとおりです。

▼当院で取り扱う内服薬・外用薬

※表は横にスクロールできます

種類 薬剤 期待できる働き
飲み薬 ビタミンC シミの元となるメラニン色素の生成を抑え、皮膚の色素沈着を改善します
トラネキサム酸 肌荒れやシミ、そばかすを改善し予防します。肝斑にも効果的です
ビタミンE 肌荒れに効果的です。老化を防止し肌のバリア機能を高めます
Lシステイン お肌のターンオーバーを促し、シミや肌荒れなどのトラブルを改善します
ワカサプリ ビタミンC+D 1包でビタミンCとビタミンD を補える粉末タイプのサプリメントです。高濃度のビタミンCをまとめて摂りたい方に適しています
塗り薬 ハイドロキノン メラニン細胞に直接働きかけてその働きを止め、シミを予防する美白効果の高いクリームです
ビタミンA誘導体クリーム シミ・しわ・ニキビなどの肌トラブル全般を改善する働きがあります

とくに肝斑の治療では、トランサミンなどの内服を続けながら照射を重ねていただきます。

内服や外用を途中でやめてしまうと、そこで改善が止まってしまうことも珍しくありません。

どの薬剤が必要かは症状によって変わりますので、診察のうえでご提案します。

▶︎エレクトロポレーションの詳細を見る

ピコレーザーの主なリスク・副作用

肌への負担が少ない治療とはいえ、リスクがゼロというわけではありません。

受ける前に知っておいていただきたい副作用と、施術をお受けいただけない条件をまとめます。

起こりうる副作用

ピコレーザーの照射により、次のような症状が生じることがあります。

起こり得る副作用
  • 痛み、赤み、熱感
  • 色素沈着、色素脱失
  • 毛嚢炎、水疱形成
  • 肝斑の悪化

このなかで頻度が高いのは、照射直後の痛みや赤み、熱感です。

いずれも一時的なもので、多くは数時間から数日のうちに落ち着きます。

注意が必要なのは色素沈着と肝斑の悪化です。

肝斑があるかどうかを見極めずに強い出力で照射すると、悪化を招きます。

ピコレーザーを受けられない方

次に当てはまる方は、施術をお控えいただいています。

施術をお受けいただけない方
  • 妊娠中・授乳中の方
  • 光過敏症の方
  • てんかん発作の既往歴がある方
  • 重度の糖尿病の方
  • 施術前に日焼けをしている方、日焼けの予定がある方
  • 心臓のペースメーカーを使用している方
  • 慢性疾患をお持ちの方

日焼けについては、施術前だけでなく施術後の予定も確認させていただきます。

海やプールに行く予定がある時期は、日程をずらしたほうが安全です。

判断に迷われる場合は、カウンセリングの際にご相談ください。

ネス駒沢クリニックのピコレーザー治療

当院では、経験豊富な形成外科専門医が患者さまひとりひとりの肌を診て、どのレーザーが必要かを判断しています。

同じシミに見えても、肝斑なのかADMなのかで選ぶべき治療は変わるからです。

診断から照射方法の決定までを医師が担う体制を取っています。

施術の流れ

初めての方が当日どう過ごすことになるのか、流れをご紹介します。

01
カウンセリングを行います

カウンセラーとドクターが丁寧に診察し、お悩みに応じて治療法をご提案させていただきます。気になっている部分や、いつまでに改善したいかといったご希望をお聞かせください。

02
カルテ記録保存用に写真をお撮りします

治療の経過を比べるための記録として撮影します。モニター様の契約をされない限り、外部に流出させることはございませんのでご安心ください。

03
洗顔をしていただきます

施術前に、お顔の皮脂汚れやお化粧を落としていただきます。レーザーを肌に正しく届けるために必要な工程です。

04
施術を行います

ご希望に合わせて照射します。痛みを伴う治療の場合は、施術前に麻酔クリームを塗布して時間を置いてから始めます。ピコスポットなど痛みが軽い治療については、適宜冷やしながら進めます。

05
クーリング・アフターケア

施術メニューや施術後の肌状態に合わせて、クーリングや保湿のアフターケアを行い終了となります。ご自宅でのケアについてもご説明します。

ピコスポットの場合は、この後1週間ほど軟膏を塗っていただく期間が続きます。

▶︎施術の流れを見る

ピコレーザーの料金

以下の施術はすべて保険が適用されない自由診療です。

価格はすべて税込で表示しています。

※表は横にスクロールできます

メニュー 内容 料金(税込)
ピコスポット
(シミ・ソバカス)
~5mm 1個につき5,500円
6~10mm 1個につき8,800円
11~20mm 1個につき15,400円
ADM1回33,000円
シミ取り放題1回 顔99,000円
(モニター価格 77,000円)
2回目(初回から半年以内)顔55,000円

※表は横にスクロールできます

メニュー 内容 料金(税込)
ピコトーニング頬のみ 初回トライアル22,000円
全顔 1回33,000円
全顔 5回110,000円
全顔 10回165,000円
全顔 20回297,000円
ピコフラクショナル頬のみ 初回トライアル22,000円
全顔 1回33,000円
全顔 5回110,000円
ピコダブル頬のみ 初回トライアル35,200円
全顔 1回52,800円
全顔 5回176,000円

初回トライアルは初めての方のみが対象です。

全コース、当日の再契約で20%OFF、3か月以内の再契約で10%OFFとなります。

※モニター価格の適用には、写真撮影やWEBサイトへの掲載などの条件がございます。詳しくはカウンセリング時にご相談ください。

▶︎料金表を見る

ピコレーザーについてよくある質問

診察の際によくいただくご質問にお答えします。

施術前の不安から施術後の経過まで、気になる点の参考になれば幸いです。

Q.ピコレーザーは痛いですか?麻酔はできますか?

モードによって異なります。

ピコスポットは輪ゴムで弾かれたような痛みがありますが、冷却しながら照射することで和らげられます。

ピコトーニングで感じるのはチクチクした感じやほてり程度で、数分で消えていくでしょう。

ピコフラクショナルは多少の痛みを伴うため麻酔クリームを使用します。

ピコスポットでも、ご希望があれば麻酔クリームをご用意できます。

Q.ピコレーザーの後、いつからメイクができますか?

ピコスポットは患部への刺激を避けていただければ当日から可能です。

ピコトーニングも当日から、ピコフラクショナルとピコダブルは赤みが落ち着く翌日からが目安となります。

ピコタトゥーの場合は患部を避けてお願いします。

Q.かさぶたにならなかったのですが、効果がなかったのでしょうか?

いいえ、効果がなかったわけではありません。

かさぶたができるかどうかは、シミの深さや濃さ、照射した出力によって変わります。

薄いシミであれば、かさぶたにならずに少しずつ色が抜けていくこともあります。

Q.他の施術と併用できますか?

はい、可能です。

当院ではピコレーザーにエレクトロポレーションや内服薬・外用薬を組み合わせたコンビネーション治療をご提案しています。

またピコトーニングとピコフラクショナルを同日に行うピコダブルというメニューもございます。

どの組み合わせが適しているかは肌の状態によって変わりますので、診察のうえでご相談ください。

Q.日焼けをしていても受けられますか?

日焼けをしている状態での照射はお控えいただいています。

肌の中のメラニンが増えている状態でレーザーを当てると、やけどや色素沈着のリスクが高まるためです。

これから日焼けをする予定がある方も同様です。

海やプールのご予定がある時期は、日程を調整することをおすすめします。

Q.妊娠中・授乳中でも受けられますか?

妊娠中・授乳中の方は施術をお控えいただいています。

ホルモンバランスの変化によって色素沈着が起こりやすい時期であることに加え、内服薬の併用が難しいためです。

出産と授乳を終えて肌の状態が落ち着いてから、あらためてご相談ください。

Q.一度消えたシミが再発することはありますか?

照射で壊した色素そのものが戻ることはありません。

ただしシミをつくる原因が残っていれば、新しいシミができます。

最大の原因は紫外線ですので、治療後の日焼け対策が再発を左右します。

シミ・肝斑でお悩みの方はネス駒沢クリニックへ

ピコレーザーの効果は、どの照射モードを選ぶかで大きく変わります。

シミにはピコスポット、肝斑にはピコトーニング、ニキビ跡や毛穴にはピコフラクショナルなど、まず必要なのは、ご自身の悩みが何によるものかを正しく見極めることです。

効果を感じられないという方の多くは、回数が足りていないか、診断とモードが噛み合っていません。

当院では形成外科専門医が診断したうえで治療方針を組み立てます。

シミ取り治療の無料カウンセリングを行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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