ネス駒沢クリニックからのスタッフコラムColumn

【2024年最新版】エレクトロポーションの効果とは?ダウンタイムや症例も紹介

2024.12.04シワ・たるみ取り

「たるみやしわが気になる」、「肌の弾力やうるおいが気になる」などのお悩みはありませんか。

エレクトロポレーションとは、皮膚の表面に弱い電流を流して細胞間に隙間を作り、各種成分を肌へと浸透しやすくする施術です。

ここではエレクトロポレーションで期待できる効果やダウンタイム、当院の症例などを詳しく紹介します。

エレクトロポーションの効果とは

エレクトロポレーションとは、皮膚の表面に弱い電流を流して細胞間に隙間を作り、各種成分を肌へと浸透しやすくする施術です。ここでは、効果について紹介します。

有効成分を真皮層まで浸透させる

肌の表面にはバリア機能という働きがあり、異物から肌を守っています。そのため化粧水や美容液を顔に塗るだけのケアでは、肌の内側にある真皮層にまで成分が浸透しません。

エレクトロポレーションは電気的な刺激を肌に与えることで、一時的に細胞膜に穴を開けて、薬剤を穴から浸透させる施術です。この仕組みにより、肌の内側にある真皮層にまで薬剤を導入させます。

幅広い症状に対応

肌状態や肌悩みに合わせて使用する薬剤を選択できます。当院では、以下のようなお悩みがある方に対応しています。

・たるみやしわが気になる方

・シミやくすみが気になる方

・肝斑にお悩みの方

・毛穴の開きが気になる方

・肌に弾力やうるおいが不足していると感じる方

・ニキビ、ニキビ跡が気になる方

・痛みやダウンタイムの少ない施術を探している方

エレクトロポーションの特徴

当院では「ケアシス」という機種を使用しており、肌状態やお悩みに合わせて各種成分を導入しています。ここではケアシスの特徴について紹介します。

薬剤が肌にとどまりやすい

ケアシスには、-20℃から45℃まで調整しながら有効成分を導入する「クライオエレクトロポーションシステム」が搭載されています。温めることで毛穴が一時的に広がって有効成分が浸透しやすくなり、冷却することで血管が収縮して有効成分が肌へと長くとどまりやすくなります。

痛みが少ない

針を使わない施術のため、皮膚の表面に傷がつくことはありません。痛みの感じ方には個人差があるため、電気の刺激によってピリピリとした刺激感が起こる可能性はあります。しかし針を使うダーマペンやポテンツァなどの施術に比べると痛みの少ない施術です。

ダウンタイムが短い

施術後は赤みやむくみが出るかもしれませんが、通常は数時間で治まります。ほとんどの場合でダウンタイムの時間が短い施術のため、施術直後からメイクが可能です。

ダウンタイムについて

エレクトロポレーションの施術は、通常はダウンタイムがほとんどありません。ただし肌状態には個人差があるため、人によってはダウンタイム中に気になる症状が出る可能性はあります。ここでは、ダウンタイム中に起こる可能性がある症状や注意点を紹介します。

ダウンタイムの症状

赤み、むくみ、かゆみ

施術後はアレルギー反応により、肌に赤みやむくみ、かゆみが出るかもしれません。肌の赤みやむくみ、かゆみは時間が過ぎるにつれて少しずつ治まります。まれに重度の痛みが出ることもあります。アレルギー体質の方は事前に医師までご相談ください。

刺激感

施術中は電流の影響でピリピリとした軽い刺激を感じることがあります。通常の場合は、施術が終了すると治まります。

注意点

メイク、洗顔

ダウンタイムの短い施術のため、施術直後からメイクや洗顔が可能です。

運動、飲酒、入浴

施術当日から、運動、飲酒、入浴が可能です。

施術を受けられない方

「妊娠の可能性がある方」、「妊娠中の方」、「授乳中の方」、「金属アレルギーの方」は、エレクトロポレーションを受けられない可能性があります。事前に医師までご相談ください。

イオン導入との違い

イオン導入とエレクトロポレーションは、どちらも電気の力を使用して肌に美容成分を浸透させる施術です。ここではイオン導入とエレクトロポレーションの違いについて紹介します。

項目イオン導入エレクトロポレーション
導入できる成分ビタミンC、トラネキサム酸などの水溶性でイオン化可能な低分子成分のみヒアルロン酸、成長因子など脂溶性や高分子成分も導入可能
浸透力表皮がターゲット、浸透力は限定的表皮~真皮まで浸透可能、イオン導入と比べて浸透力は約20倍
施術場所医療機関およびエステで施術可能医療機関専用機器のため医療機関のみで施術可能

導入できる成分の違い

イオン導入は、有効成分をイオン化させて皮膚へと浸透させる施術です。そのため、ビタミンCやトラネキサム酸などの水溶性でイオン化できる低分子の成分しか導入できません。しかしエレクトロポレーションは、細胞間に隙間を作って肌に薬剤を浸透させるため、水溶性だけではなく、ヒアルロン酸や成長因子など脂溶性の物質や高分子物質まで導入できます。

浸透力の違い

皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下組織に分類されています。イオン導入は表皮を、エレクトロポレーションは表皮~真皮までをターゲットにした施術です。エレクトロポレーションはイオン導入とは違い、分子量の大きな成分も皮膚の深い場所にある真皮まで導入できます。そのためエレクトロポレーションは、イオン導入と比較して約20倍の浸透力があると言われています。

施術場所の違い

イオン導入は医療機関以外にもエステでも受けられる施術です。しかしエレクトロポレーションは医療機関専用機器のため、医療機関でしか施術を受けられません。

使用できる導入液

当院のエレクトロポレーションで使用している導入液は、「スタンダード(レナトス)」、「プレミアム(ペップビュープラス)」、「プラセンタ」、「ビタミンC」、「トラネキサム酸」、「ビタミンB」です。肌のお悩みによってお選びいただけます。

施術名対象のお悩み配合成分効果・特徴
スタンダード(レナトス)たるみ、しわ、毛穴の開き、ニキビ、シミ、色素沈着、肝斑、腫れや赤み、肌荒れビタミンC、トラネキサム酸、ヒアルロン酸肌を健やかに保ち透明感をサポート、外的ダメージから肌を守る、うるおいを与え乾燥を防ぐ
プレミアム(ペップビュープラス)たるみ、しわ、毛穴の開き、色素沈着、肌のハリ7種類の成長因子(EGF、FGF、IGF、PDGF、KGF、TGF、NGF)、イデベノン、アルジルリン肌のキメを整え、しなやかさをサポート、強力な抗酸化作用、引き締まった肌を目指す
プラセンタたるみ、しわ、肌のハリ成長因子、アミノ酸、ビタミン、ミネラル活性酸素を抑制、皮膚細胞の活性化や修復・再生をサポート
ビタミンCシミ、くすみ、色素沈着、ニキビビタミンCコラーゲン生成をサポート、抗炎症作用や抗酸化作用、シミやくすみにアプローチ
トラネキサム酸シミ、くすみ、色素沈着、肌の赤み、肌荒れトラネキサム酸メラニン生成を抑制、紫外線の影響で起こる肌の赤みや肌荒れをケア
ビタミンBニキビ、肌荒れ、乾燥、肌のくすみビタミンBターンオーバーを正常化、保湿作用で乾燥を防ぐ、抗炎症作用や抗酸化作用

当院の特徴

ここでは当院のエレクトロポレーション施術についての特徴を紹介します。

ケアシスを使用

当院のエレクトロポレーションは、ケアシスという機種を使用しています。ケアシスに搭載された「クライオエレクトロポレーションシステム」により、薬剤が浸透しやすく、肌に長くとどまる働きが期待できます。また針を使用しない施術のため、痛みやダウンタイムの少ない施術です。

他の施術とも併用可能

当院では、他の施術とエレクトロポレーションの施術を併用できます。他の施術後にエレクトロポレーションを追加することで、肌のケアがより深まると言われています。たとえばレーザー治療後に「プレミアム(ペップビュープラス)」を導入すると、レーザーで傷ついた肌に栄養を与えやすくなり、ダウンタイム中の肌の赤みにアプローチしやすくなるのです。

導入薬剤を選択できる

当院では「スタンダード(レナトス)」、「プレミアム(ペップビュープラス)」、「プラセンタ」から導入薬剤を選択可能です。またスタンダードにプラセンタを追加するなど肌状態やお好みに合わせて調整できます。

詳しくはこちらもご覧ください。

施術の流れ

1. カウンセリング、診察

医師の診察で肌状態を確認してから、一人ひとりに合わせた施術をご提案いたします。お悩みやご不安、目指したい肌状態などのご希望はお気軽にご相談ください。

2. 洗顔、クレンジング

施術の前には、安全な治療のために洗顔をお願いいたします。メイクをしている方は、クレンジング剤でメイクを落としてから洗顔をしてください。

3. 施術開始

美容液を塗布してから、皮膚に微弱な電流を流します。施術時間は15~20分が目安です。照射時の違和感が気になったときは施術者までお知らせください。

4. 施術終了

施術後の肌状態に合わせて、クーリングや保湿のアフターケアをします。

エレクトロポレーションなら、ネス駒沢クリニック 形成外科・美容へ

当院のエレクトロポレーションでは、「ケアシス」という機種を使用しています。「スタンダード(レナトス)」、「プレミアム(ペップビュープラス)」、「プラセンタ」から導入薬剤を選択可能です。エレクトロポレーションを他の施術と組みあわせることで、施術後の肌を鎮静させやすくなります。またエレクトロポレーションのみの単独施術も可能です。気になる症状が続いている方は、お気軽に当院までご相談ください。

【ネス駒沢クリニック 形成外科・美容院長:吉武光太郎 監修】

よくある質問

Q. 痛みはありますか?

A.

痛みの感じ方に個人差はありますが、エレクトロポレーションは針を使わない施術のため、痛みの少ない施術です。ただし皮膚の表面に電気を流すため、ピリピリとした刺激を感じるかもしれません。

Q. 敏感肌ですが施術は受けられますか?

A.

まれに使用する薬剤が肌に合わない方もいますが、敏感肌の方も受けやすい施術です。

Q. 治療期間はどのくらいですか?

A.

1回の施術で期待した効果を実感することもありますが、当院では2週間ごとに4~6回の施術を推奨しています。

Q. 一緒に受けた方がよい施術はありますか?

A.

エレクトロポレーションは他の施術と併用することで、施術後の肌を鎮静させやすくなり、より効率的に美容成分を導入できます。当院では各種レーザー治療、アクアピーリング、ケミカルピーリングなどの施術との併用を推奨しています。またエレクトロポレーションのみの単独施術も可能です。肌状態が気になる方は、お気軽に当院までご相談ください。

料金

エレクトロポレーションでは導入薬剤を選択できます。

※当院ではスタンダードに「レナトス」を、プレミアムに「ペップビュー」をそれぞれ導入成分として使用しています。

エレクトロポレーションの単独施術

スタンダード1回9,900円(税込)
プレミアム1回16,500円(税込)

追加成分

ビタミンC1回3,300円(税込)
トラネキサム酸1回3,300円(税込)
プラセンタ1回3,300円(税込)
ビタミンB1回3,300円(税込)

エレクトロポレーション(他の施術と併用)

スタンダード1回5,500円(税込)
5回22,000円(税込)
プレミアム1回8,800円(税込)
5回35,200円(税込)

副作用、注意点

禁忌

「エレクトロポレーション」

・妊娠中または授乳中の方
・金属製のプレートやペースメーカーを使用している方
・過去3か月以内に他の美容医療を受けた方
・肌トラブルや施術部位に皮膚疾患がある方

「プラセンタ」

・過去に同じ成分でアレルギー反応が出た方

「ビタミンC」

・過去に同じ成分でアレルギー反応が出た方

「トラネキサム酸」

・過去に同じ成分でアレルギー反応が出た方

「ビタミンB」

・過去に同じ成分でアレルギー反応が出た方

副作用

「エレクトロポレーション」:痛み、刺激、赤み、むくみなど

「プラセンタ」:発疹、硬結、痛み、かゆみなど

「ビタミンC」:乾燥、赤み、刺激感など

「トラネキサム酸」:発疹、肌荒れ、かゆみなど

「ビタミンB」:発疹など

注意事項

「エレクトロポレーション」

・メイクや洗顔は施術当日から可能です。
・運動や飲酒、入浴は施術当日から可能です。
・施術中は電気の影響で、ピリピリとした刺激を感じることがあります。
・導入成分によっては、肌に赤みやむくみなどのアレルギー反応が出るかもしれません。

<エレクトロポレーションについて>

  • 医薬品副作用被害救済制度について
    万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となりますなります
  • 当院で使用しているケアシスは、国内において未承認医療機器です。
    ケアシスは、当院では医師の判断の下、国内販売代理店経由で購入しています。医学的知見のない個人輸入は推奨していません。
  • 入手経路等
    ケアシスは、当院では医師の判断の下、国内販売代理店経由で購入しています。医学的知見のない個人輸入は推奨していません。
  • 国内の承認医薬品の有無
    国内の承認医薬品等の有無について、他に同程度の性能を有する国内承認薬はありません。
  • 医薬品副作用被害救済制度について
    万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

© ネス駒沢クリニック 形成外科・皮膚科・美容