ネス駒沢クリニックからのスタッフコラムColumn

ボトックスは目の下のシワに効果ある?失敗例・ダウンタイム・向く人を解説

2026.09.24目の下のクマ・たるみ取り

「目の下のシワが気になる」「笑ったときに目立つシワをなんとかしたい」と、ボトックス治療を検討している方もいるのではないでしょうか。

ボトックスは目の下のシワをなくすためにする治療です。ボトックスで治療するときに、失敗しないか、不自然にならないかといった不安はだれもが持ちがちな気持ちです。

この記事では、目の下ボトックスの効果や持続期間、起こりうる失敗例やダウンタイム、そして失敗しないためのポイントについて、分かりやすく解説します。

目の下ボトックス®とは?

目の下ボトックスとは、目の下の気になる部分へA型ボツリヌス菌によって産生された毒素を投与する美容医療の施術です。ボトックスには筋肉の過剰な働きを抑える作用があるため、目の下に注入することで、笑ったときなどにできる「表情ジワ」に対して効果を示します。

笑い方などのクセによって刻まれるシワを和らげ、目元をなめらかに整えるケアとして人気があります。

目の下ボトックス®で期待できる効果

ボトックスの主成分であるA型ボツリヌス毒素は、神経筋接合部における神経終末内でアセチルコリンの放出を抑制する働きがあります。アセチルコリンにより、神経筋伝達は阻害され、局所的に筋肉は弛緩します。この働きで目の下に期待できる効果は、主に以下のとおりです。

目の下の小ジワを目立ちにくくする

ボトックスを注入することで、目の周りを取り囲む「眼輪筋」の緊張を緩められます。これにより、笑ったときに目の下に寄る細かいシワやちりめんジワが改善され、目立ちにくくなります。

目元の印象をやわらかく見せる

筋肉の緊張が解けると、険しい表情や力んだ表情が自然に和らぎます。その結果、目元の印象がふんわりとリラックスした状態になり、若々しく優しい雰囲気を与えます。

将来的な表情ジワの予防

表情ジワは、長年の筋肉の動きによって徐々に皮膚に深く刻み込まれたものです。シワが深く刻まれてしまう前の段階でボトックスを打ち、筋肉の動きを抑えておくことで、将来的な深いシワの予防につながります。

目の下ボトックス®が向いている人・向かない人

目の下ボトックスは、向いている人とそうでない人がいます。ここでは、向いている人、向いていない人、受けられない人について、説明します。

向いている人

目の下ボトックスが向いているのは、以下のような人です。

  • 笑ったときに出る目の下の細かいシワが気になる人
  • ちりめんジワを予防したい人

向かない人・施術を受けられない人

目の下ボトックスが向かない人は、以下のような人です。

  • 加齢による皮膚のたるみが原因のシワ(クマ)のある人
  • 無表情の時にも深く刻まれているシワのある人

こういった方は、ヒアルロン酸などが適応となります。

また、受けられない人は以下のとおりです。

  • 全身性の神経筋接合部の障害をもつ人(重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症など)
  • 妊婦または妊娠している可能性のある女性、授乳婦および妊活中の方(男性含む)
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある人
  • 高度の呼吸機能障害のある人
  • 尿路感染症の人・導尿を日常的に実施していない尿閉を有する人

ご自身の健康上の問題やその他のことで、不安な場合は遠慮せず、医師に相談しましょう。

涙袋を残したい人は慎重な判断が必要

涙袋は眼輪筋のふくらみであるため、ボトックスを打つと涙袋が小さくなったり、消失する可能性があります。涙袋を残したい人は慎重な判断が必要なので、事前に医師に相談してください。

目の下ボトックス®の効果はいつから?

注射直後からすぐに変化が出るわけではありません。効果が現れるまでの期間や、持続期間について正しく理解しておきましょう。

効果は数日後から徐々に現れる

効果の現れ方には個人差がありますが、早い方で施術の2〜3日後から、ほとんどの方は1週間くらいで変化を実感し始めます。その後、徐々に筋肉がリラックスし、約4週間後に効果のピークを迎えます。

持続期間は3〜6カ月程度

ボトックスの効果は永久ではありません。製剤は体内で徐々に分解され、元の状態へと戻ります。シワのないなめらかな目元を維持させたい方は、効果が切れる3〜6カ月を目安に再度施術を受けるとよいでしょう。

短期間でくり返し打ちすぎないことが大切

効果を焦ってくり返し打ち過ぎると、体内に抗体ができ、ボトックスの効果が出にくくなってしまいます(耐性がつく)。これを防ぐため、一度施術を受けたら、適切な治療間隔(一般的に3〜6カ月以上)を空けるようにしましょう。

目の下ボトックスで起こりうる失敗例

目の下のボトックスは優れた治療方法ですが、適応の見極めや注入量の調整を誤ると、以下のような失敗や違和感が生じる可能性があります。

笑顔がぎこちなく見える・表情が硬くなる

ボトックスが効きすぎて眼輪筋の動きが期待するより抑えられてしまった場合、笑おうとしても目元が動かず、不自然でぎこちない笑顔になったり、表情が硬く見えたりすることがあります。

涙袋が目立ちにくくなる

涙袋は、眼輪筋という筋肉のふくらみによってできています。そのため、ボトックスによって眼輪筋の収縮が弱まると、涙袋のボリュームが減って平坦になり、目立ちにくくなることがあります。

目が小さく見える・目元が重く感じる

下まぶたの筋肉が緩み過ぎると、まぶたを支える力が弱まり、目が小さく見えたり、目元全体が重く感じられたりする違和感が生じるケースがあります。

かえってシワやたるみが目立つ

シワの原因が筋肉の緊張ではなく、加齢によるたるみだった場合、筋肉が緩むと、余った皮膚が垂れ下がり、かえってたるみやシワが強調されてしまうことがあります。

思ったほど変わらない

シワの原因が、筋肉の動きによるものではなく、皮膚の乾燥やたるみであった場合、ボトックスを打っても期待したほどの変化が得られないことがあります。

失敗しないためのポイント

ボトックス治療で自然で美しい仕上がりを手に入れるためには、事前の医師の診察と技術が非常に大切になってきます。

目の下の悩みの原因を診察で見極める

まず、目の下のシワの原因を正確に診断する必要があります。筋肉の過剰な動きによるシワなのか、たるみなのか、乾燥なのかを医師に見極めてもらいましょう。状態に合った治療を選択することが失敗を防ぐ第一歩です。

注入量・注入位置を細かく調整できる医師に相談する

目の下の皮膚は、非常に薄く、デリケートです。解剖学的知識と経験が豊富な医師に相談し、少量の薬剤を皮膚の浅い層に細かく打つ「マイクロボトックス」などの技術で細かく調整してもらう必要があります。

副作用・ダウンタイムと術後の過ごし方

ボトックスはメスを使わないためダウンタイムが短い治療ですが、術後にはいくつかの注意点があります。

起こりえる副作用(内出血や腫れ)

代表的な副作用は、以下のとおりです。

  • 注射部位の腫れ・赤み
  • 内出血
  • 違和感
  • 左右差
  • 眉毛下垂
  • 表情の変化
  • 噛みにくさ
  • 頭痛など

通常は、数日〜1週間程度でおさまります。

施術後の過ごし方と注意点

施術後は、注入部位を強く揉んだりこすったりしないよう注意しましょう。強く圧迫すると薬剤が周囲に広がり、想定外の筋肉に効いてしまう恐れがあります。

また、内出血を予防するため、施術後1週間ほどは血行を良くしすぎる行為(激しい運動やサウナ、長時間の入浴、過度な飲酒、マッサージなど)は控えてください。

ボトックスの性質上、男性は最終投与から3カ月、女性は2回の月経が過ぎるまでは避妊をお願いしています。スキンケアについては保湿を徹底し、しっかり紫外線対策をしてください。また、レチノールなど刺激の強いスキンケア用品の使用は、施術後一時的に控えましょう。

ケアシス併用で鎮静・保湿ケアも相談可能

当院では、施術温度を調整しながら有効成分を肌へ導入できるクライオエレクトロポレーションシステム「ケアシス」の併用が可能です。

ボトックス施術後の鎮静と高保湿ケアを同時にすると、ダウンタイムの軽減や美肌への相乗効果が期待できます。

ネス駒沢クリニックのボトックス治療の特徴

当院で使用している製剤は、米国・アラガン社製「ボトックスビスタ」と韓国のMFDS(食品医薬品安全処)の承認を受けた「リズトックス(ボトックスの後発品)」です。

治療にあたっては丁寧なカウンセリングを重視し、適応をしっかり見極めます。日本形成外科学会認定形成外科専門医である医師が、自然な表情を残すための技術を活かし、一人ひとりの症状に合わせて注入します。

料金

ボトックスによる治療は、自由診療です。

製品部位価格(税込)
韓国製ボトックス(韓国)顔のしわ(1部位につき) 10単位11,000円
エラ 40単位29,700円
エラ 追加10単位11,000円
アラガン(米国) 日本で承認あり顔のしわ(1部位につき) 10単位15,400円
エラ 40単位39,600円
エラ 追加10単位13,200円

注入量によって、料金は変わります。注入量の目安は、眉間・額・あご・小鼻・口角挙上・ガミースマイル・人中短縮:10単位、両側目尻:20単位になっています。

詳細は医師に相談してください。

よくある質問

Q1.痛みはありますか?

痛みに不安がある方には、ご希望に合わせてテープタイプの麻酔薬を使用することが可能です(別途税込1,650円)。麻酔薬の効果が出るまでに約60分かかります。

実際の施術では患部を冷却し、痛みを感じにくい状態にしてから、極細の注射針を使用して注入するため、痛みは最小限に抑えられます。

Q2.ヒアルロン酸との違いは何ですか?

「筋肉の過剰な動き」を抑えて表情ジワを改善するのがボトックスで、加齢などで減ってしまった「ボリューム」を補ってシワや溝をふっくらさせるのがヒアルロン酸です。

ボトックスの目の下への効果が気になる方は、ネス駒沢クリニック 形成外科・皮膚科・美容へご相談ください

目の下ボトックスは、笑ったときに目立つ表情ジワの改善や、深いシワの予防に有効な治療方法です。しかし、不自然にならない自然な仕上がりのためには、シワの原因の見極めと、繊細な注入ができる医師の技術が必要になってきます。

ボトックスで期待した効果が得られるか、不自然にならないかなど、目の下のシワでお悩みの方は、ネス駒沢クリニックへお気軽にご相談ください。専門医がしっかりと状態を診察し、最適な治療をご提案いたします。

【ネス駒沢クリニック 形成外科・皮膚科・美容|吉武光太郎 監修】 

ボトックスについて

・未承認医薬品等
この治療で使用されるリズトックスは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。
・入手経路等
当院で使用しているリズトックスは、韓国のヒューゲル社(Hugel)で製造されたものを当院で個人輸入しております。 個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は、下記URLをご確認ください。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html
・国内の承認医薬品等の有無
国内においては、ボトックス製剤「ボトックスビスタ®」が美容領域の一部において承認を受けていますが、リズトックスは成分としては類似していても、国内未承認の製剤です。
・諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ(FDA)や韓国(MFDS)などに承認されております。
医薬品副作用被害救済制度について 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

参考文献

添付文書|ボトックスビスタ注用50単位

クレシオ株式会社|CARESYS

本院情報

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