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眼瞼下垂の手術は保険適用になる?条件・自費との違い・費用を解説

2026.09.24目の下のクマ・たるみ取り

「眼瞼下垂の手術を受けたいけれど保険は使える?」「どの程度の症状なら保険適用になる?」と気になっている方もいるでしょう。

眼瞼下垂の手術はまぶたが下がることで視野が狭くなるなど、機能的な問題を改善する目的で行う場合には、保険適用となる可能性があります。

一方、二重幅を広げたい、目を大きく見せたいといった見た目の改善が主な目的の場合は、原則として自由診療です。

この記事では、眼瞼下垂の手術が保険適用になる条件や自由診療との違い、主な手術方法、費用、ダウンタイムについて詳しく解説します。

眼瞼下垂の手術を検討している方や、保険適用条件について知りたい方はぜひ最後までお読みください。

眼瞼下垂の手術は保険適用になる?

眼瞼下垂の手術には、保険診療と自由診療(自費診療)があります。

機能改善を目的とする場合は保険適用となる可能性がありますが、見た目の改善が目的の場合は自由診療となります。

機能改善が目的なら保険適用

眼瞼下垂によって日常生活に支障が生じており、機能の改善を目的として手術を行う場合は、保険適用の対象となることがあります。[1]

たとえば、まぶたが下がって視野が狭くなっている、目を開けるために額や眉の力を使わなければならないといった状態です。

こうした機能障害を伴う中等度から重度の眼瞼下垂では、保険適用となる可能性があります。

ただし、眼瞼下垂と診断されれば必ず保険が適用されるわけではありません。実際の適用可否は、症状やまぶたの状態などを確認したうえで医師が判断します。

見た目の改善は保険適用されない

見た目を整えることを主な目的とした眼瞼下垂治療には、原則として公的医療保険は適用されません。

たとえば「二重の幅を広げたい」「左右差を整えたい」「目を大きく見せたい」など、目元のデザインや印象の改善を希望する場合は自由診療となります。

また、眼瞼下垂があっても機能障害が軽く、日常生活への支障が少ない場合には保険適用とならないことがあります。

眼瞼下垂とは?原因や似た症状との違い

眼瞼下垂にはさまざまな原因があり、まぶたが下がって見えていても必ずしも眼瞼下垂とは限りません。

まずは、眼瞼下垂の症状や原因、似た症状との違いについて見ていきましょう。

眼瞼下垂とはまぶたが十分に開かなくなる状態

眼瞼下垂とは、上まぶたが下がり、目が十分に開きにくくなる状態です。

上まぶたを持ち上げる「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」や、その力をまぶたに伝える腱などに問題が生じることで、まぶたを持ち上げにくくなります。

眼瞼下垂では、主に次のような症状がみられます。[2]

  • まぶたが下がって視界が狭くなる
  • 見えにくさを感じる
  • 眠そうな印象に見える
  • 額の筋肉を使って目を開ける
  • あごを上げてものを見る
  • 目の疲れや頭痛、肩こりを感じる

まぶたが開きにくくなると、見えにくさを補うために額の筋肉を使ったりあごを上げたりすることがあります。その状態が続くことで、目の疲れや頭痛、肩こりなどにつながる場合もあります。

症状の程度には個人差があるため、見えにくさなどで日常生活に支障を感じている場合は、眼科などの医療機関で相談しましょう。

眼瞼下垂のタイプと原因

眼瞼下垂は、大きく「先天性眼瞼下垂」と「後天性眼瞼下垂」に分けられます。それぞれの特徴や主な原因は以下のとおりです。

眼瞼下垂のタイプ

種類特徴・主な原因
先天性眼瞼下垂生まれつき眼瞼挙筋の発達が不十分なことなどによって起こる
後天性眼瞼下垂加齢などによって眼瞼挙筋の腱が伸びたり、付着部分が外れたりすることで起こる

先天性眼瞼下垂では、まぶたが瞳孔にかかって視力の発達に影響する可能性がある場合、弱視を防ぐ観点から手術の時期を検討することがあります。[2]

一方、成人にみられる眼瞼下垂の多くは加齢に伴うものです。ハードコンタクトレンズを長期間使用している方や、目を開く器具を使用する眼科手術を受けた方にも起こりやすいとされています。[2]

まぶたのたるみと眼瞼下垂は違う?

まぶたが下がって見えていても、必ずしも眼瞼下垂とは限りません。眼瞼下垂と似た状態として「偽性眼瞼下垂(ぎせいがんけんかすい)」があります。

偽性眼瞼下垂とは、眼瞼挙筋や腱など、まぶたを持ち上げる仕組みに大きな異常がないにもかかわらず、見た目にはまぶたが下がっているように見える状態です。[1]

代表的な原因には、以下のようなものがあります。[1]

  • 加齢による上まぶたの皮膚のたるみ
  • 眉毛の位置が下がる「眉下垂」
  • まぶたを閉じる筋肉が過剰に働く眼瞼けいれん
  • 甲状腺眼症
  • 外斜視 など

たとえば、加齢によって上まぶたの皮膚がたるんでいる場合は、眼瞼挙筋そのものに問題がなくても皮膚が目にかぶさることで眼瞼下垂のように見えることがあります。

眼瞼下垂と偽性眼瞼下垂では原因が異なるため、適した治療方法も異なるのです。

原因に応じて、余分な皮膚を切除する手術や眉を引き上げる手術、ボツリヌス毒素注射、斜視手術などが検討されます。「まぶたが下がっているから眼瞼下垂だ」と自己判断せず、まずは医療機関で原因を確認することが大切です。

眼瞼下垂の治療が保険適用になる場合の条件

眼瞼下垂の保険適用は、まぶたの下がり具合などの数値だけで決まるわけではありません。

日本形成外科学会のガイドラインでは、まぶたの状態を数値で評価する基準と、日常生活への支障などを確認する基準が示されています。これらを踏まえ、実際に手術が必要か、保険診療の対象となるかは医師が総合的に判断します。

まぶたの下がり具合(数値)が目安

眼瞼下垂の程度を判断する目安のひとつに、正面を見たときの黒目の中心から上まぶたの縁までの距離があります。この距離は「MRD-1」と呼ばれ、2mm以下が眼瞼下垂の程度を評価する基準のひとつとして挙げられています。[1]

ただし、これらの数値に当てはまるだけで必ず手術や保険適用の対象になるわけではありません。数値はあくまで判断材料のひとつであり、実際の症状や生活への影響なども含めて判断されます。

眼瞼下垂によって日常生活に支障が生じている

保険適用を判断するうえでは、まぶたの下がり具合だけでなく、眼瞼下垂によって日常生活にどのような支障が生じているかも重要です。

具体的には、次のような症状や困りごとが判断材料となります。[1]

  • 上の方を見るためにあごを上げることが多い
  • 視野が狭く、仕事や日常生活で不都合を感じる
  • まぶたの重さや目の緊張を感じる
  • まぶたを開けるために額や眉に力を入れる

また、下がったまぶたを持ち上げようとして額や眉に力を入れ続けることで、眉を上げる癖や額のしわ、頭痛、肩こりなどにつながることもあります。[1]こうした本人の訴えや生活への影響も含めて、手術の必要性が検討されます。

保険適用かどうかは最終的に医師の診察で決まる

眼瞼下垂の保険適用は、まぶたの下がり具合や日常生活への支障などを踏まえて、医師が総合的に判断します。そのため「まぶたが○mm下がっているから保険が使える」など、自分で判断することはできません。

まぶたの重さや視野の狭さなど、気になる症状がある場合は、まず医療機関を受診して相談しましょう。

眼瞼下垂の治療が自由診療(自費)になるケース

眼瞼下垂の症状があっても、機能の改善ではなく見た目の改善を主な目的として治療を受ける場合は自由診療(自費)となります。

自由診療では、目元の印象や希望する仕上がりなども考慮しながら治療方法を検討できます。

二重幅を広げたい・目を大きく見せたい場合

「二重の幅を広げたい」「目をぱっちりと大きく見せたい」など、美容上の変化を主な目的として治療を受ける場合は、保険適用にはなりません。

保険診療は、眼瞼下垂による機能障害の改善を目的とするものです。そのため、見た目の希望を優先したい場合は自由診療となり、希望する目元のイメージに合わせて治療方法を検討します。

目元の印象を細かく整えたい場合

眼瞼下垂の治療では、まぶたの開きだけでなく、二重のラインや左右のバランスなど、目元の印象が変化することがあります。二重のラインや左右のバランスなど、見た目の仕上がりを重視したい場合は、自由診療が選択肢となるでしょう。

自由診療ではまぶたの状態に加えて、希望する目元のイメージも確認しながら治療方法やデザインを検討します。

眼瞼下垂・まぶたのたるみに対する主な手術方法

眼瞼下垂の手術方法は、まぶたが下がっている原因や皮膚のたるみの程度などによって異なります。

ここでは、眼瞼下垂や上まぶたのたるみに対して行われる主な手術方法を紹介します。

挙筋腱前転術

挙筋腱前転術(きょきんけんぜんてんじゅつ)は、眼瞼下垂に対して行われる代表的な手術方法のひとつです。上まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)につながる腱膜を前方に引き出して固定し直すことで、まぶたを開きやすくします。[1]

加齢などによって腱膜が伸びたり、付着部分から外れたりして生じる後天性眼瞼下垂に対して行われる方法です。視野が狭くなるなど、眼瞼下垂によって日常生活に支障が生じており、その改善を目的として手術を行う場合は、保険診療の対象となることがあります。

ただし、保険適用の可否は症状やまぶたの状態などをもとに医師が判断します。

皮膚切除・眉下切開

上まぶたの皮膚のたるみが強い場合には、余分な皮膚を切除する手術が行われることがあります。代表的なのが、上まぶたの皮膚を直接切除する方法や、眉毛の下に沿って切開して余分な皮膚を取り除く「眉下切開」です。

これはまぶたを持ち上げる筋肉や腱膜を治療する手術ではなく、皮膚のたるみを改善するための方法です。眼瞼下垂に皮膚のたるみも伴っている場合には、挙筋腱前転術と組み合わせて行うこともあります。

眼瞼下垂手術のダウンタイム・リスク

眼瞼下垂手術では、術後に腫れや内出血が生じるほか、傷跡や左右差などが気になることもあります。手術を検討する際は、こうした術後の経過や合併症のリスクについても理解しておくことが大切です。

ダウンタイムの経過とあわせて、仕事に復帰するまでの目安も確認しておきましょう。

腫れ・内出血は術後1〜2週間が目安

眼瞼下垂手術の後は、腫れや内出血が生じることがあります。とくに手術直後は腫れが目立ちやすいものの、大きな腫れや内出血は1〜2週間程度で徐々に落ち着くことが一般的です。

ただし、細かな腫れや傷の硬さなどがしばらく残る場合もあり、3〜6か月ほどかけて徐々になじんでいきます。目元の状態が安定し、最終的な仕上がりを確認できるようになるまでには、数か月かかることもあります。

傷跡や左右差など見た目が変化することがある

切開を伴う手術では傷跡が残りますが、時間の経過とともに徐々に目立ちにくくなっていきます。また、術後しばらくは腫れ方の違いなどによって、左右差が目立つことがあります。

眼瞼下垂を改善することで、手術前と比べて二重の幅や目元の印象が変わる可能性があることも知っておきましょう。術後すぐの状態だけで仕上がりを判断せず、腫れが落ち着くまで経過を見ることが大切です。

まれに合併症が起こることもある

眼瞼下垂手術では、腫れや内出血のほか、次のような症状や合併症が生じることがあります。

  • 目が閉じにくくなる
  • ドライアイ・目の乾燥
  • 異物感や違和感
  • 感染
  • 出血
  • 眼瞼けいれん など

症状の程度や経過には個人差があります。術後に強い痛みや腫れなど気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関へ相談しましょう。

仕事や日常生活への復帰時期

術後1週間ほどになると、腫れや赤みが徐々に落ち着き、仕事に復帰できる方もいます。術後1週間以降は、患部の状態が良好であれば抜糸を行います。

仕事を休める期間が限られている場合は、手術前に医師へ相談し、術後のスケジュールを確認しておきましょう。腫れや内出血の程度には個人差があり、仕事に復帰できる時期も術後の状態や仕事内容によって異なるためです。

ネス駒沢クリニックの治療の特徴と治療の流れ

ネス駒沢クリニックでは、まぶたの状態や症状、ご希望を確認したうえで、一人ひとりに合わせた治療方法をご提案しています。

ここでは、当院の眼瞼下垂治療の特徴と、手術を受ける際の流れをご紹介します。

ネス駒沢クリニックの治療の特徴

ネス駒沢クリニックでは、日本形成外科学会認定 形成外科専門医が、カウンセリングから手術、術後のアフターフォローまで一貫して担当します。

眼瞼下垂の治療は機能改善を目的とした保険診療だけでなく、見た目にも配慮した自由診療にも対応。まぶたの状態や症状、ご希望を確認し、眼瞼下垂手術や眉下切開などから適した治療方法をご提案します。

手術では、まぶたの開きやすさを改善するだけでなく、左右差や傷跡、目元全体のバランスにも配慮しています。他院で手術を受けたものの、左右差が気になる、希望していた仕上がりと異なるといった場合には、修正手術についてのご相談も可能です。

保険適用の可否についても、診察でまぶたの状態や症状を確認したうえでご説明します。「保険適用になるのか知りたい」という方も、お気軽にご相談ください。

眼瞼下垂の手術の流れ

  1. カウンセリング・診察を行います
    医師がまぶたの状態や症状、ご希望を確認し、適した治療方法をご提案します。必要に応じて術前採血を行い、手術日を決定します。
  2. カルテ記録用の写真を撮影します
    手術前の状態を記録するため写真撮影を行います。モニター契約をされない限り、外部へ公開されることはありません。
  3. 局所麻酔を行います
    手術部位に局所麻酔を行い、痛みに配慮しながら手術を進めます。
  4. 手術を行います
    症状や治療方法に応じて手術を行います。術後はカルテ記録用の写真を撮影し、創部をガーゼで保護します。
  5. 術後の経過観察・抜糸を行います
    手術後はご帰宅いただき、約1週間後を目安に再診・抜糸を行います。傷の状態や経過を確認しながら、必要に応じて診察を行います。

眼瞼下垂の手術・眉下切開の料金

ネス駒沢クリニックでの眼瞼下垂の手術・眉下切開の料金について紹介します。

眼瞼下垂手術の料金

機能改善を目的とした眼瞼下垂手術は、症状の程度などによって保険が適用される場合があります。見た目の改善を目的として手術を行う場合は、自由診療です。

保険適用の場合(両目)

3割負担40,000〜50,000円(税込)
1割負担15,000円前後(税込)

保険適用外の場合(両目)

両目473,000円(税込)
笑気麻酔(ガス麻酔)5,500円(税込)

※価格はすべて税込表示

眉下切開の料金

眉下切開は、公的保険が適用されない自由診療です。

上眼瞼のたるみ取り275,000円
モニター価格242,000円
吉武医師指名料55,000円

※価格はすべて税込表示

眼瞼下垂に関するよくある質問

眼瞼下垂の保険適用や手術後の仕事復帰、手術以外の治療について、よくある質問にお答えします。

眼瞼下垂はどこまでが保険適用になりますか?

眼瞼下垂によって視野が狭くなるなど、日常生活に支障があり、機能改善を目的として手術を行う場合は保険適用となる可能性があります。

まぶたの下がり具合だけでなく視野への影響や自覚症状なども含めて判断されるため「何mm以下なら必ず保険適用」と一律に決まるものではありません。

二重幅を広げたい、目を大きく見せたいといった美容目的の治療は自由診療となります。保険適用の可否は診察によって判断されるため、気になる症状がある方はご相談ください。

眼瞼下垂の手術で仕事は何日休む?

仕事を休む期間は手術方法や腫れ・内出血の程度、仕事内容によって異なります。ネス駒沢クリニックでは、術後の腫れや赤みが徐々に落ち着く1週間頃を、仕事に復帰できる時期のひとつの目安としています。

人前に出る仕事など、腫れや内出血が気になる場合は、余裕をもってスケジュールを調整しておくとよいでしょう。

眼瞼下垂の手術以外の選択肢は?

軽度の眼瞼下垂では、手術をせずに点眼薬で一時的にまぶたを上げる方法もあります。

ネス駒沢クリニックでは、オキシメタゾリン塩酸塩を配合した「アップニークミニ点眼液0.1%」による治療を行っています。点眼によってまぶたを上げる筋肉のひとつに作用し、目を開きやすくする治療です。

ただし、眼瞼下垂そのものを根本的に治す治療ではなく、効果は一時的です。

また、すべての眼瞼下垂に適しているわけではないため、診察で原因や症状を確認したうえで治療を検討します。なお、アップニークによる治療は自由診療です。

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眼瞼下垂が気になったらネス駒沢クリニック 形成外科・皮膚科・美容までご相談ください

眼瞼下垂の手術は、まぶたが下がることで視野が狭くなるなど日常生活に支障があり、機能改善を目的として行う場合には保険適用となる可能性があります。

一方、二重幅や目元の印象など、見た目の改善を主な目的とする場合は自由診療です。

ただし、保険適用になるかどうかは、まぶたの下がり具合だけで決まるものではありません。症状や視野への影響、日常生活での困りごとなどを確認したうえで、医師が総合的に判断します。

ネス駒沢クリニックでは、保険診療・自由診療の両方に対応し、まぶたの状態やご希望に合わせた治療方法をご提案しています。

「自分の眼瞼下垂は保険適用になる?」「手術が必要な状態かわからない」とお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

参考

[1]形成外科診療ガイドライ 日本形成外科学会,日本創傷外科学会,日本頭蓋顎顔面外科学会ン2021年版

[2]眼瞼下垂に悩むかたへ | 目についての健康情報 公益社団法人 日本眼科医会

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