ほくろ除去のダウンタイムはどれくらい?経過・赤み・メイクOK時期を医師が解説
2026.05.08イボ・ホクロ

「ほくろ除去をしたいけれど、ダウンタイムが心配」「顔の赤みはいつまで続く?」「仕事やメイクへの影響は?」と不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
ダウンタイムの期間や症状には個人差や治療法による違いがありますが、正しい知識とケア方法を知っていれば過度に怖がる必要はありません。
この記事では、ほくろ除去後の経過や赤みの期間、メイクや入浴がいつから可能なのかなど、気になるダウンタイムについて医師が詳しく解説します。
ほくろ除去のダウンタイムの長さはどれくらい?

ダウンタイムとは、一般的に「傷がふさがるまで(テープ保護が必要な期間)」と「赤みが引いて肌の状態が通常通りになるまで」の2段階に分けられます。
ダウンタイムの期間は、ほくろの大きさや治療法によって異なりますが、シミ取りと比較すると、やや長めの傾向にあります。
というのは、ほくろ除去は皮膚を削ったり切ったりする処置を伴うためです。
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)の場合
主に5mm以下の盛り上がったほくろや、顔にある平らなほくろに対して使用する施術です。レーザーでほくろの組織を削り取るのですが、テープによる保護期間は、再び新しい皮膚が出て傷がふさがるまでの約10日〜2週間となります。
切開法の場合
大きなほくろや皮膚の深部まであるほくろ、または首から下にあるほくろに対して使用する施術です。メスで切り取って縫合するため、抜糸までの約1週間が第一段階です。その後、傷の赤みが落ち着くまで数カ月〜半年程度かかります。
ほくろ除去後のダウンタイム経過

レーザー治療と切開法のどちらの方法でも、1週間前後で新しい皮膚ができ始め、次の段階へ進みます。
施術当日〜翌日
施術当日は麻酔が切れた後にヒリヒリとした痛みを感じることがありますが、痛み止めで収まる程度です。レーザーの場合は、傷の治癒に必要なジュクジュクした浸出液が出ます(湿潤療法)。切開の場合は、患部を濡らさないよう注意が必要です。
2〜3日目
レーザー後の浸出液が溜まりすぎると感染のリスクがあるため、テープの端まで浸出液が届いたら交換しましょう。交換時は優しく洗浄し、新しいテープを貼ります。浸出液が出なくなり、テープに溜まらなくなったらテープ保護は終了です。
1週間前後
レーザー治療の場合は、患部に新しい皮膚ができ始め、うっすらとピンク色の肌が見えてくる時期です。切開法で治療した場合は、ちょうど抜糸する時期に当たります。傷口が塞がり、次の段階へと進んでいきます。
1カ月以降
患部が治癒する過程で、炎症後色素沈着(戻りジミ)が起こるリスクがある時期です。一時的に赤みや茶色みが強くなることもありますが、皮膚のターンオーバーとともに数カ月かけて徐々に周囲の肌色に馴染んでいきます。
ダウンタイム中に出やすい症状

ダウンタイム中には、赤み・ヒリヒリ感、かさぶた・ジュクジュク、炎症後色素沈着(戻りジミ)といった症状が出ます。
赤み・ヒリヒリ感
麻酔が切れた後のじんじんとした痛みやヒリヒリ感は数日で落ち着きます。治療後は患部に赤みが生じ、テープの上からでも透けて見えることがありますが、正常な治癒反応であり、数カ月かけて徐々に薄くなっていきます。
かさぶた・ジュクジュク
傷口から出るジュクジュクとした液体は浸出液と呼ばれ、傷をきれいに治すための成分が含まれています。拭き取りすぎず、テープで密閉すると、厚く黒いかさぶたを作らずに新しい皮膚になります。逆にテープが剥がれて患部が乾燥してしまうと、かさぶたになり跡が残りやすくなるため、保湿とテープ保護が大切です。
色素沈着・傷跡は残る?
傷が治る過程で炎症後色素沈着(戻りジミ)と呼ばれる茶色い色素沈着が出ることがあります。この戻りジミがきれいに消えるまでの期間に徹底した紫外線対策をすると、傷跡を残さずにすみます。
ほくろ除去後の生活上の注意点

ほくろ除去後には、以下のようなことに注意しましょう。
洗顔・入浴・運動はいつからOK?
レーザー治療の場合、当日からテープを貼ったままの洗顔やシャワーが可能なケースが多いです。一方、切開法の場合は抜糸が完了するまで患部を濡らさないようにするなど、医師の指示に従いましょう。
また、長風呂や激しい運動など、血行が促進される行為は出血のリスクを高めるため、施術当日は避けるようにしてください。
メイクはいつからできる?
患部(ほくろを除去した部分)以外の部分は、治療当日からメイクが可能です。患部へのメイクは、レーザー治療の場合は新しい皮膚ができてから、切開法の場合は抜糸後から開始するのが一般的です。医師の指示に従いましょう。
紫外線対策と保湿ケア
ダウンタイムが終了し、テープが外れた後も、数カ月間は患部のUVケアと保湿が必須です。保護テープを貼っている期間は、テープ自体がUVケアの役割を果たします。日焼けは色素沈着の原因になるため念入りに対策しましょう。
ネス駒沢クリニックのほくろ除去治療の特徴

当院では形成外科専門医の知識と技術を活かし、丁寧な診断と治療をしています。切開の方向や角度といった縫合方法も一人ひとりの状態に合わせて調整可能です。悪性を疑っての切除か、傷跡を極力目立たなくしたいかなど、ご希望に寄り添います。
レーザー除去後、半年以内に再発した場合は無料で1回処置を受けていただけます。
料金
炭酸ガスレーザー(保険外診療)
炭酸ガスレーザーでほくろを除去する場合は、保険外診療で全額自費になります。
【炭酸ガスレーザー】
| ほくろの大きさ(mm) | 金額(税込) |
| ≦3 | 8,800円 |
| 3.1<~≦5 | 13,200円 |
| 5.1<~≦10 | 16,500円 |
別途、カウンセリング料やテープ代がかかります。
メスによる切除(保険診療)
メスによる切除を保険診療(3割負担)でする場合の費用の目安は、以下のとおりです。
【メスによる切除】
| ほくろの大きさ(mm) | 金額(税込) |
| ≦2 | 約8,000円 |
| 2.1<~≦4 | 約10,000円 |
| 4.1< | 約12,000〜18,000円 |
別途、採血代や薬代などが必要です。
よくある質問

除去したほくろが再発することはありますか?
レーザーや電気メスによる治療の場合、再発の可能性はゼロではありません。一方、メスによる切除手術でほくろの細胞を根元まで完全に除去した場合は、再発リスクは低くなります。
再発のメカニズムは、さまざまな説が出ている状況です。臨床的に検出できないほどの小さな原因細胞(メラノサイト病変)が以前から存在しており、手術などの機械的刺激によって異常な活性化と増殖が引き起こされることで再発するという説も考えられています。
仕事はいつから復帰できますか?
デスクワークなどのお仕事であれば、施術当日から復帰が可能です。接客業など、人と接する機会が多くテープが目立つのが気になる場合は、マスクを活用するなどの方法を検討しましょう。
ほくろ除去によるダウンタイムが心配な方は、ネス駒沢クリニック形成外科・皮膚科・美容へ
ほくろ除去のダウンタイムは、シミ取りと比較すると、やや長めの傾向です。正しい知識を持って適切にアフターケアすると、ダウンタイムの不安を軽減できます。ほくろの状態やライフスタイルに合った治療法を選択することが大切です。
ほくろ除去のダウンタイムや傷跡についてご不安な場合は、ぜひ一度ネス駒沢クリニックへご相談ください。あなたのお悩みに形成外科専門医が真摯に寄り添います。
【ネス駒沢クリニック 形成外科・皮膚科・美容|吉武光太郎 監修】
参考文献
Recurrent Nevus Phenomenon Developing within a Keloid
<炭酸ガスレーザー>
・未承認医薬品等
この治療で使用される炭酸ガスレーザーは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
・入手経路等
当院で使用している炭酸ガスレーザーは□□国△△社で製造されたものを当院で個人輸入しております。個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html
・国内の承認医薬品等の有無国内において
国内に同等レベルの承認機はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
米国FDA、韓国のMFDS(旧KFDA)、欧州のCEマークを取得しています
・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。



