【2024年最新版】ピコトーニングはいつから効果を実感できる?治療期間や回数について紹介
2022.03.07シミ取り
「ピコトーニングの効果はいつから出るの?」、「ダウンタイムが少ないレーザー治療を受けたい」、「肝斑治療ができるレーザートーニングを探している」などレーザー治療についてのお悩みはありませんか。
ピコトーニングとは顔全体に低出力のレーザーを照射して、シミ、そばかす、肌のくすみ、肝斑、肌のハリ、毛穴の開きなどの症状に効果が期待できる施術です。ここではピコトーニングの効果や他の施術との違い、効果を感じやすい施術回数や治療期間などを紹介します。
ピコトーニングとは
ピコトーニングとは、ピコレーザーを肌に照射することで、衝撃波によってメラニン色素を破壊する治療です。ピコ秒(1兆分の1秒)という短時間に波長755nmのレーザーを照射できる特徴があります。メラニン色素のみをターゲットとした波長のレーザーを短時間に照射することで、肌への負担を少なくしながら、メラニン色素が原因で起こっているようなシミ、くすみ、肝斑などの肌悩みにアプローチします。
ピコトーニングは、施術後の炎症後色素沈着を起こしにくいため、ダウンタイムは約1日と短く、施術後すぐにメイクが可能です。東京都世田谷区にある当院では、米国サイノシュア社が開発した「ピコシュア」を使用しています。
ピコトーニングがおすすめな方
・シミやそばかすを薄くしたい方
・肝斑を治したい方
・顔全体にある細かいシミを薄くしたい方
・毛穴の開きを改善したい方
・肌にハリがほしい方
・ダウンタイムが短い治療を希望している方
・肌のくすみを改善したい方
・肌質を改善したい方
ピコトーニングの効果
ピコトーニングは、シミ・そばかす、肌のくすみ、肝斑、肌のハリ、毛穴の開きなどの肌悩みに効果が期待できる施術です。ここでは代表的な症状と期待できる効果について、詳しく紹介します。
シミ、そばかす、肌のくすみ
顔全体に低出力のピコレーザーを照射できるため、メラニン色素が原因で起こっているようなシミ、そばかす、肌のくすみに効果が期待できます。従来のレーザーでは破壊できなかったような小さなメラニン色素にも反応するため、他の施術では取り切れなかったようなシミにも向いた施術です。
肝斑
肝斑とは、目の下から両頬にかけて左右対称にできる褐色のシミです。Qスイッチレーザーのような従来のレーザーでは、レーザーのパワーが強く、肝斑の症状を悪化させてしまう可能性がありました。しかしピコトーニングは低出力のレーザーを照射できるため、症状を悪化させることなく、肝斑の治療が可能です。
肌のハリ、毛穴の開き
肌の内側にある真皮層の線維芽細胞を活性化させることで、肌にとって大切な成分であるコラーゲンやエラスチンを作られやすくします。また皮脂腺に作用して、皮脂分泌を抑える働きも期待できます。肌のハリや毛穴の開きが気になる方に向いた施術です。
他の治療方法との違い
ここではピコトーニングと「レーザートーニング」、「光治療(IPL治療)」、「フラクショナルレーザー」、「ケミカルピーリング」、「ハイフ」との違いについて代表的なものを紹介します。
施術内容 | 対応できる症状 | ダウンタイム | |
レーザートーニング | 熱エネルギーでメラニン色素を破壊。肝斑や肌のハリ、毛穴の開きに効果。 | シミ、そばかす、肌のくすみ、肝斑、肌のハリ、毛穴の開き | レーザートーニング:1~2週間、ピコトーニング:1日 |
光治療(IPL治療) | IPLを使用してメラニン色素に熱エネルギーを与える。肌のターンオーバー促進。 | シミ、そばかす、肌のくすみ、肌のハリ、毛穴の開き(肝斑には非対応) | 1日 |
フラクショナルレーザー | レーザーを点状に照射して皮膚再生を促進。コラーゲンとエラスチンの生成をサポート。 | シワ、ニキビ跡、毛穴の開き | 炭酸ガスレーザー:約1週間、ピコフラクショナル・ピコトーニング:1日 |
ケミカルピーリング | 薬剤を塗布して古い角質を除去し、ターンオーバーを整える。 | ニキビ・ニキビ跡、毛穴の開きや黒ずみ、肝斑(マイルドな効果) | ほとんどなし(まれに赤み:約1週間) |
ハイフ | 高密度な超音波を照射し、SMAS層に熱を与えて引き締め効果を期待。 | 肌のたるみ、小じわ、ほうれい線、二重アゴ、小顔効果、肌質改善 | 1日 |
レーザートーニング
施術内容
レーザートーニングは熱エネルギーを利用してメラニン色素を破壊する施術です。一方、ピコトーニングはピコ秒(1兆分の1秒)という短時間でレーザーを照射できるため、熱エネルギーを抑えながら衝撃波でメラニン色素にアプローチします。
対応できる症状
どちらもシミ、そばかす、肌のくすみなどのメラニン色素が原因で起こっている症状に対応できる施術です。また一般的な施術では対応が難しいような肝斑にも効果が期待できます。肌のハリ、毛穴の開きなどの肌質が気になる方にも向いた施術です。
ダウンタイム
レーザートーニングは1~2週間、ピコトーニングは1日が目安です。
光治療(IPL治療)
施術内容
IPL治療とは、IPL(Intense Pulsed Light)という複数の波長を使用した光治療です。メラニン色素が蓄積している表皮部分に熱エネルギーを与えて、肌のターンオーバーを促進することでメラニン色素を排出しやすくする施術です。一方、ピコトーニングは熱エネルギーを抑えながら衝撃波でメラニン色素にアプローチします。
対応できる症状
どちらもシミ、そばかす、肌のくすみなどのメラニン色素が原因で起こっている症状に対応できる施術です。また肌のハリ、毛穴の開きなどの肌質が気になる方にも対応しています。ただし肝斑についてはIPL治療では対応が難しく、ピコトーニングで対応できます。
ダウンタイム
IPL治療とピコトーニングは、どちらも1日が目安です。
フラクショナルレーザー
施術内容
レーザーを細かな点状に照射することで、創傷治癒反応により皮膚の再生を促す施術です。
真皮層にあるコラーゲンやエラスチンを作られやすくする効果も期待できます。
一般的にフラクショナルレーザーとして使われている炭酸ガスレーザーは、カサブタや色素沈着などの肌トラブルが起こりやすい問題がありました。ピコシュアをフラクショナルレーザーとして使用すると、皮膚表面へのダメージが少なくなり、カサブタや色素沈着などの肌トラブルが起こりにくくなります。またピコトーニングでは、コラーゲンやエラスチンを作られやすくする働きの他にも、メラニン色素を破壊する働きも期待できます。
対応できる症状
フラクショナルレーザーは、シワ、ニキビ跡、毛穴の開きなどの症状に効果が期待できます。ピコトーニングは、シミ、そばかす、肌のくすみ、肝斑、肌のハリ、毛穴の開きなどの症状に向いた施術です。
ダウンタイム
炭酸ガスレーザーのフラクショナルレーザーは約1週間、ピコフラクショナルとピコトーニングは、どちらも1日が目安です。
ケミカルピーリング
施術内容
薬剤を顔全体に塗布することで、古い角質を取り除く施術です。肌のターンオーバーを整えて、新しい皮膚を作られやすくする働きが期待できます。
対応できる症状
ケミカルピーリングはニキビ・ニキビ跡、毛穴の開きや黒ずみなどの症状に向いた施術です。また作用はマイルドですが、肝斑へも効果が期待できます。ピコトーニングは、シミ、そばかす、肌のくすみ、肝斑、肌のハリ、毛穴の開きなどの症状に向いた施術です。
ダウンタイム
ケミカルピーリングはほとんどの場合ダウンタイムはありません。ただし、まれに赤みが出る方もいます。赤みが出たときのダウンタイムは約1週間です。ピコトーニングのダウンタイムは1日が目安です。
ハイフ
施術内容
高密度な超音波を肌に照射して、皮下脂肪層と筋肉層の間にあるSMAS層に熱エネルギーを与える施術です。肌の表面にダメージを与えずに、土台となっている部分を熱で引き締める働きが期待できます。
対応できる症状
ハイフは肌のたるみ、小じわ、ほうれい線、二重アゴ、小顔を目指したい方、肌質が気になる方に向いた施術です。ピコトーニングは、シミ、そばかす、肌のくすみ、肝斑、肌のハリ、毛穴の開きなどの症状に向いた施術です。
ダウンタイム
ハイフとピコトーニングのダウンタイムはどちらも1日が目安です。
効果を感じられる回数・効果的な回数
ピコトーニングは、繰り返し施術を受けることで効果を実感しやすくなる施術です。肌質が気になるときには1回の施術でも肌の変化を感じる方もいます。またシミや肝斑などの症状に効果が期待できるタイミングは、4週間ごとに1回の施術頻度で5回が目安です。ただし肌の状態によっては10回以上の照射が必要になることもあります。
東京都世田谷区にある当院では、現在の肌の状態によって効果的な回数をお伝えして今っす。詳しくは医師にご相談ください。
治療の流れ
1.カウンセリング・診察
カウンセラーによるカウンセリングと、医師による診察をします。現在のお悩みやご希望をお聞きしてから、肌状態や体調に合わせた施術を医師が提案いたします。
ピコトーニングの施術が向いていると判断したときには、ピコトーニングの特徴や効果、アフターケアなどを丁寧にご説明いたします。ご不安や気になることがあるときにはお気軽にご相談ください。
2.クレンジング・洗顔
メイクをしている方は、クレンジングでメイクを落としてください。
メイクをしていない方も、肌を清潔に保つために、洗顔をお願いいたします。
3.施術開始
顔全体にピコレーザーを照射します。目を保護するためにアイガードを装着してください。
※個人差はありますが、ピコトーニングは施術中にチリチリとした痛みを感じることがあります。基本的には麻酔薬が不要な施術のため、患部を冷却しながらレーザーを照射します。照射時に強い痛みや違和感がある場合にはお知らせください。
4.施術終了
施術後は肌のほてりを冷却して終了です。
医師が肌状態を確認した後、問題がなければ施術直後からメイクも可能です。
5.アフターケア
治療方針により異なりますが、通常は4週間の期間を空けて複数回の治療をします。
ピコトーニングのダウンタイムは短く、ほとんどの場合で赤みは数時間で治まります。
治療後は保湿や紫外線対策を十分に行い、肌に刺激を与えないようにしましょう。
ピコトーニングなら、ネス駒沢クリニック形成外科・美容へ
ピコトーニングとは、ピコレーザーを肌に照射することで、衝撃波によってメラニン色素を破壊する治療です。シミ、そばかす、肌のくすみ、肝斑、肌のハリ、毛穴の開きなどの症状に向いています。気になる症状が続いている方は、東京都世田谷区にある当院までお気軽にご相談ください。
【ネス駒沢クリニック 形成外科・美容 院長:吉武光太郎 監修】
価格
以下の施術は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費診療)です。
「ピコシュア(ピコトーニング)」
全顔
初回トライアル | 13,200円(税込) |
1回 | 30,800円(税込) |
5回 | 110,000円(税込) |
10回 | 165,000円(税込) |
20回 | 297,000円(税込) |
副作用・注意点
禁忌
・日焼けする予定がある方
・施術を受ける前に日焼けをしている方
・妊娠中・授乳中の方
・慢性疾患がある方
・光過敏症の方
・てんかん発作の既往歴がある方
・重度の糖尿病の方
・ケロイド体質の方
・心臓のペースメーカーを使用している方
副作用
痛み、赤み、熱感、色素沈着、色素脱失、毛嚢炎、水疱形成、肝斑の悪化など
注意事項
・ピコトーニングのダウンタイムは約1日です。
・レーザー照射直後に、肌の赤みやチクチク感が出る方もいます。
・ピコトーニングの経過や効果を実感するタイミング、痛みの感じ方には個人差があります。
・施術後は肌に赤みが出ることもありますが、ほとんどの場合は数時間で治まります。
・痛みの感じ方に個人差はありますが、チリチリとした痛みを感じる方もいます。当院では痛みが出にくいように患部を冷却しながら照射しています。
・施術当日からメイクができます。
・肝斑治療には、ピコトーニング以外に塗り薬や飲み薬の併用を提案することもあります。
<ピコシュアについて>
- 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
ピコシュアは医薬品医療機器等法において、太田母斑、異所性蒙古班の治療について承認されていますが、その他の治療については国内で承認されていません。 - 入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内の承認機器を仕入れています。 - 国内の承認医薬品の有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。 - 諸外国における安全性などに係る情報
米国FDAにて色素性病変(シミ・肝斑等)・しわ・にきび跡に関する承認を受けています。 - 医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。