NES駒沢クリニックからのスタッフコラムColumn

目の下のくぼみの原因は?原因別の改善策と受診目安を解説

2026.05.26目の下のクマ・たるみ取り

「最近、目の下がくぼんで疲れて見える」「実年齢より老けて見られることが増えた」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。目の下のくぼみはメイクで隠すのが難しく、顔全体の印象を大きく左右します。

この記事では、目の下のくぼみが生じる原因から自宅でできるセルフケアの限度、そして美容医療による改善策までを詳しく解説します。自身のくぼみの原因を知り、適切な治療法を選ぶための参考にしてください。

目の下の「くぼみ」とは?影クマ・たるみとの違い

目の下の悩みにはいくつかの種類があり、それぞれ原因が異なります。自身の悩みがどれに当たるのか、正しく見極めることが大切です。目の下のくぼみ・影クマ・たるみは似て見えることがありますが、原因や状態は異なります。

種類主な状態主な原因見た目の特徴目の下のくぼみとの違い
目の下の「くぼみ」目元の脂肪や骨格などのボリュームが減少し、段差ができている状態加齢による脂肪の減少、骨格の変化、皮膚のハリ低下など目の下がへこんで見える、影ができて疲れた印象に見える実際に目の下のボリュームが不足している状態
影クマ・黒クマ眼窩脂肪が手前に突出し、その下に影ができている状態眼窩脂肪の突出、皮膚や支持組織のゆるみなど目の下にふくらみがあり、その下が暗く見えるくぼみは「へこみ」が主な原因なのに対し、影クマは「ふくらみによる影」が主な原因
たるみ皮膚が余ったり、弾力が低下したりしている状態加齢、皮膚のハリ低下、筋肉や靭帯のゆるみなど目の下の皮膚がゆるみ、シワやふくらみが目立つことがあるたるみは皮膚のゆるみが中心。ただし、くぼみと併発しているケースも多い
  • 目の下の「くぼみ」:目元の組織(脂肪や骨など)のボリュームが減少し、段差ができている状態です。
  • 影クマ(黒クマ)との違い:影クマは、目の下の眼窩脂肪(がんかしぼう)が手前に突出することでふくらみが生じ、その下に影ができる状態です。くぼみが実際のボリュームロスであるのに対し、影クマはふくらみによる影という違いがあります。
  • たるみとの違い:たるみは、加齢などにより皮膚が余ってしまったり、弾力が低下したりした状態です。ただし、目の下のくぼみと皮膚のたるみは併発していることが非常に多いのが特徴です。

目の下のくぼみが起こる6つの原因

目の下のくぼみは、一つの原因ではなく複数の要因が絡み合って起こります。

ここでは、主な6つの原因を解説します。

原因1. 脂肪減少

加齢に伴い顔全体の皮下脂肪は萎縮し、自然と減少していきます。クッションの役割を果たしていた脂肪が減ることでボリュームが失われ、くぼみが生じます。

また、過度なダイエットや急激な体重減少による後天的な脂肪減少も原因となります。

原因2. ふくらみ(眼窩脂肪の突出)による相対的なくぼみ・影

加齢によって眼球を支える靭帯がゆるむと奥にある眼窩脂肪が前方に押し出され、いわゆる目袋と呼ばれるふくらみになります。目袋のふくらみが出現することで、その下にある正常な組織との間に高低差(段差)が生じます。

これが影(黒クマ)となり、相対的なくぼみとして目立ちやすくなります。

原因3. 骨格

加齢に伴う顔面骨の骨吸収(骨が痩せて縮む現象)も大きな原因です。眼窩(目を入れる骨のくぼみ)が加齢とともに広がり、土台となる骨が後退することで、表面の皮膚や脂肪が陥没してしまいます。

また、アジア人は元々顔の骨格が平坦で、目の下がくぼみやすい傾向にあります。

原因4. 加齢・眼瞼下垂など

加齢や紫外線ダメージ(光老化)により、皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが減少すると、皮膚が薄くなり弾力が失われ、内部の組織を支えきれなくなります。

さらに、眼輪筋(目の周りの筋肉)の衰えや眼瞼下垂によって目元の組織全体が下垂し、くぼみが形成されます。

原因5. 遺伝的素因

加齢だけでなく、生まれつき目の下の皮下脂肪が少ない体質の方もいます。また、元々の骨格として眼窩が広く、くぼみが目立ちやすいという遺伝的な特徴も関係します。

こういった遺伝的素因により、10代や20代の若い方でもくぼみやクマが気になる場合もあります。

原因6. 生活の要因

長時間のパソコンやスマートフォンの使用による眼精疲労や目周りの血行不良は、くぼみをより暗く強調させます。また、目をこする癖やクレンジング時の強い摩擦は色素沈着を起こし、くぼみがさらに深く見える錯覚を引き起こします。

睡眠不足や栄養バランスの乱れも、肌のターンオーバーを低下させ、ハリを奪う原因です。   

セルフケアでできること/やってはいけないこと

目の下のくぼみに対して、自宅でのケアを頑張っている方も多いでしょう。しかし、セルフケアには限界があります。

セルフケアは進行をゆるやかにすることが主目的

一度失われた脂肪や、減少した骨格をスキンケアやマッサージで元に戻すことはできません。セルフケアの目的は、あくまで現状維持と悪化を防ぐ予防であることを理解しておきましょう。

やってはいけないチェックリスト

良いと思ってやっているケアが、逆効果になることもあります。以下の行動は避けましょう。

  • 強い力でのマッサージ:目元の薄い皮膚や靭帯を伸ばし、たるみやくぼみを悪化させます。
  • クレンジング時の強いこすり洗い:摩擦による色素沈着や皮膚への深刻なダメージに繋がります。
  • 過度な刺激:美顔器の誤った使用などは肌の負担となります。

セルフケア方法

セルフケアでは、以下のことに注意しましょう。

  • 保湿と紫外線(UV)対策:アイクリーム等でしっかり保湿し、紫外線からコラーゲンを守りましょう。
  • 過度に刺激しない:メイク落としや洗顔は、とにかく優しく触れることを徹底してください。
  • 生活習慣の改善:十分な睡眠と栄養をとり、スマートフォンを見続けるなどの眼精疲労を溜めない生活を心がけます。
  • 血行促進:ホットアイマスクなどのケア用品を活用し、目元の血流を促すのも効果的です。

目の下のくぼみを改善する美容医療

セルフケアが予防であるのに対し、美容医療はすでに起きてしまったくぼみの根本改善が可能です。状態に合わせた最適な治療法をご紹介します。

ヒアルロン酸注入

メスを使わず、注射だけで気になるくぼみをふっくらと目立たなくさせる手軽な治療です。「まずはダウンタイムの少ない方法で、すぐに変化を実感したい」という方に選ばれています。

効果・特徴

気になるくぼみにヒアルロン酸を注入し、物理的にボリュームを補います。即効性があり、手軽に受けられるのが特徴です。

向いている人

軽度のくぼみでお悩みの方、ダウンタイムが短い方法を希望する方に向いています。

ダウンタイム

ほぼありません。稀に内出血が数日程度生じることがあります。

持続期間

約6カ月〜1年半。注入後1年間は即時的・持続的な効果を得られる選択肢となる可能性があるという報告もあります。

脂肪注入

ご自身の体から採取した脂肪を活用し、より自然で長持ちするボリュームアップを目指す治療です。ヒアルロン酸だけでは埋めきれないような、深いくぼみにお悩みの方に適しています。

効果・特徴

ご自身のお腹や太ももから採取した良質な脂肪を、目の下のくぼみに注入します。自己組織のため異物反応のリスクが極めて低いです。

向いている人

中度〜重度のくぼみがある方、半永久的で長期的な効果を望む方。

ダウンタイム

腫れや内出血が1〜2週間程度生じます。

持続期間

注入した脂肪が定着すれば、効果は長期的(半永久的)に持続します。

再生系注射・肌育注射(ジュベルック・水光注射など)

肌の細胞そのものに働きかけ、失われたハリや弾力を蘇らせることでくぼみを改善に導く治療です。目元の皮膚が薄い方や、小ジワ・肌質も一緒にケアしたい方にぴったりです。

効果・特徴

肌内部のコラーゲン生成を促す製剤を注入し、肌質そのものを改善します。くぼみだけでなく、目元の小ジワやハリ不足も同時にケアできます。

向いている人

皮膚の薄さが原因でくぼんでいる方、青クマを併発している方、ご自身の組織を活かした自然な変化を望む方。

ダウンタイム

注入時の腫れが数日〜1週間程度です。

持続期間

製剤によりますが、ジュベルックは1~2年程度、水光注射は半年程度効果が持続します。

経結膜脱脂

目の下のふくらみ(目袋)を取り除くことで、その下にあるくぼみの影をなくす治療です。ふくらみとくぼみの両方があり、段差による影クマが目立っている方で使うことが多い方法になります。

効果・特徴

まぶたの裏側から、ふくらみの原因である眼窩脂肪を取り除きます。ふくらみによる相対的なくぼみに対する根本治療です。脂肪の移動や再配置を行い、フラットな目元を目指します。

向いている人

目袋の突出(ふくらみ)とくぼみが両方ある方、重度の影クマがある方。

ダウンタイム

腫れや内出血が1〜2週間程度生じます。

持続期間

長期的(半永久的)な効果が期待できます。

ハムラ法

目の下のふくらみの脂肪を、くぼみへ移動させて平らに整える、一石二鳥の治療方法です。骨格的な段差が強い方、美しい目元を長く保ちたい方に適しています。

効果・特徴

ふくらんでいる眼窩脂肪を切り取るのではなく、下部の「くぼんでいる部分」へ移動(再配置)させて、目元をフラットにする治療です。

  • 裏ハムラ:まぶたの裏側(結膜)からアプローチするため表面に傷が残りません。
  • 表ハムラ:まつ毛の下の皮膚を切開し、余分な皮膚(たるみ)も同時に切り取って引き上げます。

向いている人

ふくらみがあり、かつくぼみも広範囲で深い方。ヒアルロン酸や脂肪注入では不自然になりそうなほど骨格的な段差が大きい方。皮膚のたるみ・シワも同時に改善したい方(表ハムラ適応)。

ダウンタイム

裏ハムラは、腫れ・内出血が1〜2週間程度です。表ハムラは切開と縫合を伴うため、強い腫れが1〜2週間、完全に馴染むまで数カ月と長引きやすい傾向があります。

持続期間

自身の組織を活かすため、長期的(半永久的)な効果を得られます。

クリニック選びのポイント

クリニックを選ぶ時には、以下の点に注意しましょう。

1.正確な診断があるか:お悩みの原因が「くぼみ・影クマ・たるみ」のどれなのかを的確に診断し、分かりやすく説明してくれるか。

2.リスク・術後フォローの説明があるか:メリットだけでなく、治療に伴うリスクや術後の経過について隠さず説明があるか。

3.仕上がりの方針が一致しているか:不自然にならないか、希望のデザインをすり合わせられるか。

4.医師の臨床経験は十分か:目元の解剖学を熟知した専門医であるか。

これらのポイントを念頭に置き、実際にカウンセリングに足を運んで、自身の希望や不安をしっかりと受け止めてくれる医師を見つけることが成功への第一歩です。

受診の目安:何科に行く?

美容皮膚科はヒアルロン酸などの注入系や、肌質改善のアプローチを得意とします。

一方、形成外科・美容外科では骨格や脂肪の構造を深く理解し、脱脂やハムラ法など根本的な外科的アプローチを得意とします。

「コンシーラーやメイクでくぼみが隠せなくなった」「周りの人から『疲れて見える』と言われた」といった時が、クリニックへ相談するベストなタイミングです。

ネス駒沢クリニックの目の下のくぼみ治療の特徴

ネス駒沢クリニックでは、形成外科専門医としての確かな解剖学的知識と技術に基づき、的確な診断と施術をしています。

一人ひとりの原因を正確に見極め、不必要な手術は勧めません。状態に合わせたオーダーメイドの治療プランをご提案いたします。

また、当院では脱脂手術をお受けいただく際、くぼみ改善に必要な脱脂注入(脂肪注入)を無料(0円)でしております。

料金

手術内容通常価格(税込)モニター価格(税込)
下眼瞼のクマ取り・たるみ取りまぶたの裏側からの脱脂242,000円198,000円
下眼瞼のたるみ取り+脱脂皮膚側からの脱脂396,000円352,000円
ハムラ裏ハムラ・表ハムラ496,000円
ミッドチームリフト220,000円
オプション他院修正+55,000円
笑気麻酔+5,500円
吉武医師指名料+55,000円
院長以外指名料費用はかかりません
脱脂注入0円(無料)

よくある質問

Q. 目の下のくぼみは自力で治せますか?

A. マッサージやスキンケアでの改善は難しく、進行を遅らせる(予防する)のが限界です。すでに目立つくぼみを平らにしたい場合は、美容医療でのアプローチが必要になります。

Q. ヒアルロン酸と脂肪注入、どちらが良いですか?

A. くぼみの程度や、「どのくらいのダウンタイムなら許容できるか」「どのくらいの持続期間を望むか」によって最適な選択肢が異なります。カウンセリングにて、ライフスタイルに合わせたご提案をいたします。

Q. 痛みが心配です

A. 当院では、不安や痛みに寄り添い、局所麻酔に加えてリラックスして施術を受けられる笑気麻酔などにも対応しております。痛みが不安な方もお気軽にご相談ください。

目の下のくぼみが気になる方は、ネス駒沢クリニック 形成外科・皮膚科・美容へ

目の下のくぼみの原因は、一つの原因ではなく複数の要因による場合が多くなっています。セルフケアの目的は予防と現状維持で、できているくぼみを改善することはできません。

目の下のくぼみが気になる方は、専門的な知識と技術で原因にアプローチする、ネス駒沢クリニック(形成外科・皮膚科・美容)へぜひ一度ご相談ください。形成外科専門医が親身に悩みに寄り添います。

【ネス駒沢クリニック 形成外科・皮膚科・美容|吉武光太郎 監修】

参考文献

Hyaluronic Acid Gel Injection for the Treatment of Tear Trough Deformity: A Multicenter, Observational, Single-Blind Study

A study of skin characteristics with long-term sleep restriction in Korean women in their 40s

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