ネス駒沢クリニックからのスタッフコラムColumn

【症例写真あり】ピコスポットの経過は?1週間後の様子や注意点を紹介

2024.12.27シミ取り

「濃いシミを取りたい」、「そばかすが気になる」などのお悩みはありませんか。PICOSURE®(以下、ピコシュア)という機種を使用したピコスポットは、気になる症状にだけピンポイントにアプローチする施術です。

ここではピコスポット施術後の経過や、1週間後の様子、注意点や効果を引き出すためのポイントなどについて紹介します。

ピコスポット後の経過は?1週間後はどうなる?

ここではピコスポット後の経過について、目安となる時期や症状を紹介します。

※施術後の経過については、個人差があります。

施術直後

施術後、患部に一時的な白み、赤みや腫れが出ることもあります。

1~2日後

施術直後に見られた赤みや腫れが、少しずつ治まってくる時期です。

3~4日後

患部に薄いカサブタができはじめます。

5~6日後

しっかりとしたカサブタができて、シミが濃くなったと感じるかもしれません。

1週間後以降

この時期には、カサブタが自然にはがれて、新しい皮膚が作られます。カサブタがはがれた部分は、ほとんどの場合で周囲の肌よりも薄く見えて、一時的に淡い赤色が残ります。

その後患部が周囲の肌に馴染むまでに、通常は数か月の期間が必要です。

施術後の過ごし方の注意点

ピコスポットの施術後は、レーザーの影響で肌が敏感になっているため、過ごし方には注意が必要です。ここでは施術後の処置方法と、施術後にできたカサブタの対応について紹介します。

施術後に処置をする

基本的に患部のテープ保護は不要です。しかし当院では、摩擦や日焼けが心配な方、色素沈着を起こしやすい方、レーザーを強く当てた方には、テープ保護を推奨しています。また施術後1週間は炎症を抑えるための軟膏を塗布してください。

カサブタを無理にはがさない

カサブタは、皮膚が再生する過程で必要な反応です。このカサブタを無理にはがしてしまうと、色素沈着や肌トラブルを引き起こす可能性があります。ご自身では無理にはがさず、自然にはがれ落ちるのを静かに待ちましょう。

塗り薬、飲み薬をしっかりと併用する

レーザーだけでなく塗り薬と飲み薬をしっかりと併用している方のほうがシミが薄くなる効果が高いです。効果を出して早く薄くなるためには、塗り薬や飲み薬をしっかりと併用しましょう。

効果を最大限引き出すためのポイント

ピコスポットの効果を引き出すために、施術後は紫外線対策と肌の保湿を心がけましょう。

紫外線対策をする

施術後には、肌のバリア機能が低下しているため、紫外線による肌へのダメージを受けやすくなっています。紫外線の影響で肌がダメージを受けてしまうと、施術後に炎症が起こりやすくなり、色素沈着やシミができてしまうかもしれません。

紫外線対策として、外出時には日焼け止めクリームを塗り、日傘や帽子を使用しましょう。また紫外線対策が不安な方は、保護テープの使用もおすすめです。

肌を保湿する

施術後の肌は、乾燥しやすい状態です。乾燥が進むと、外部からの刺激に対して肌が敏感になり、炎症を起こしやすくなってしまいます。保湿ケアを十分にして、肌のバリア機能を整えて刺激から守るよう心がけましょう。

ピコスポットの効果

当院では、米国のサイノシュアー社が開発した「ピコシュア」という機種を使用しています。

ここではピコシュアの照射モードであるピコスポットについて、期待できる効果を紹介します。

濃いシミやそばかすにアプローチ

ピコレーザーは、ピコ秒(1兆分の1秒)単位という短い時間でレーザーを照射する施術です。熱エネルギーによる衝撃波によって、メラニン色素を細かく粉砕して代謝しやすい状態へと促します。

高出力で集中的にアプローチするため、とくに濃いシミやそばかすがある方に向いた施術です。

ダウンタイムが短い

強い出力で照射するピコスポットですが、照射時間が短い施術のため、周辺組織へのダメージを抑えやすい施術です。ピコスポットのダウンタイムは1~2週間が目安です。

※ダウンタイムには個人差があります。

当院の症例

治療内容・回数ピコスポット当て放題(シミ取り放題)1回美白内服セット、ハイドロキノンクリーム、トレチノインクリーム
費用・ピコスポット当て放題 99,000円
・美白内服セット1か月分 7,700円
・ハイドロキノンクリーム5g 2,200円
・トレチノインクリーム0.025%5g 3,300円
副作用・リスク痛み、熱傷、色素脱失、色素沈着、水膨れ
担当医師コメント他院で肝斑を指摘されたが、シミが目立つためピコスポットをご案内しました。かさぶたが剥がれた後はピンクになり、1か月後に色素沈着がでました。

肝斑の予防と色素沈着の治療としてシミクリームの外用と、内服セットを頑張って継続いただきました。4か月後には色素沈着もおさまり、肝斑も薄くなり大変ご満足いただきました。

治療内容・回数ピコスポット当て放題2回
費用1回目99,000円、2回目55,000円
副作用・リスク痛み、熱傷、色素脱失、色素沈着、水膨れ
担当医師コメントしみ、そばかすがお悩みでご来院されました。1回目の照射から3か月後に2回目の照射をおこない細かく薄いそばかすも綺麗になりご満足いただきました。

治療内容・回数ピコスポット当て放題1回
費用99,000円(税込)
副作用・リスク痛み、熱傷、色素脱失、色素沈着、水膨れ
担当医師コメントこの方は、たくさんある老人性色素斑とそぼかすを気にされ、ダウンタイムはあってもよいから早くきれいになりたいとの希望でした。ピコスポットはダウンタイムのあるレーザー治療になりますが効果は抜群です。

写真をみると、3か月後には濃いシミがほとんどなくなっています。当て放題ではありますが、医師の判断で照射をしない部分もあります。

レーザー照射後、シミは一時的に濃くなり、1~2週間で薄いかさぶたが剥がれることで効果を実感します。その後も適切なケアが大事になりますので、担当医師のアドバイスを参考にしてください。

よくある質問

Q. 保険診療で治療が受けられますか?

A.

当院のシミに対するピコスポット施術は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費診療)です。

Q. 痛みはありますか?

A.

ピコスポットの施術時には、輪ゴムで軽く弾かれるような痛みを感じるかもしれません。当院では患部を冷却しながら施術することで、なるべく痛みを抑えるように努めています。またご希望の場合は麻酔クリームの使用も可能です。

Q. 1回の施術で効果はありますか?

A.

期待した効果を実感するタイミングには、個人差があります。1回の施術で期待した効果を実感する方もいますが、基本的には3か月ごとに2~3回の施術が必要です。少ない回数で治療するためにはしっかりとした紫外線対策と塗り薬や飲み薬の併用が欠かせません。

ピコスポットなら、ネス駒沢クリニック 形成外科・美容へ

ピコスポットは、濃いシミやそばかすに向いた施術です。1週間後には、カサブタがはがれて新しい皮膚ができているかもしれません。カサブタははがさずに、自然にはがれ落ちるのを待ちましょう。

また紫外線対策や保湿も大切です。当院では冷却しながら施術しており、ご希望の方は麻酔薬も使用可能です。

ピコスポットに興味がある方は、お気軽にご相談ください。

【ネス駒沢クリニック 形成外科・美容院長:吉武光太郎 監修】

料金

以下の施術は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費診療)です。

ピコスポット

シミ・そばかす
5mm以下1個につき5,500円(税込)
6~10mm1個につき8,800円(税込)
11~20mm 1個につき15,400円(税込)
ADM全顔1回33,000円(税込)
シミ取り放題
全顔1回99,000円(税込)
全顔2回目(初回から半年以内)99,000円(税込)

副作用・注意点

禁忌

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 光過敏症の方
  • てんかん発作の既往歴がある方
  • 重度の糖尿病の方
  • 施術前に日焼けをしている方
  • 日焼けをする予定がある方
  • 心臓のペースメーカーを使用している方
  • 慢性疾患がある方

副作用

痛み、赤み、熱感、色素沈着、色素脱失、毛嚢炎、水疱形成、肝斑の悪化

注意事項

  • ダウンタイムは約2週間です。ダウンタイム中は、患部をテープで保護してください。テープは薄橙色のため、肌に貼ってもあまり目立ちません。
  • 施術後には痛み、赤み、熱感が出るかもしれません。通常は1~2日で治まります。
  • 色素沈着が起きることもあります。通常、3~6か月で目立たなくなります。
  • 施術後のカサブタは、無理にはがさないでください。
  • 患部への刺激を避ければ、メイクや洗顔は当日から可能です。
  • 施術直後から外出できますが、保湿や紫外線対策を忘れずにしましょう。
  • シミの状態によっては、1回の治療で除去できない可能性があります。
  • 肝斑の治療には向いていません。

<ピコシュアについて>

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    ピコシュアは医薬品医療機器等法において、太田母斑、異所性蒙古班の治療について承認されていますが、その他の治療については国内で承認されていません。
  • 入手経路等
    国内の医薬品卸業者より国内の承認機器を仕入れています。
  • 国内の承認医薬品の有無
    国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。
  • 諸外国における安全性などに係る情報
    米国FDAにて色素性病変(シミ・肝斑等)・しわ・にきび跡に関する承認を受けています。
  • 医薬品副作用被害救済制度について
    万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

© ネス駒沢クリニック 形成外科・皮膚科・美容