【専門医解説】40代・50代の目の下のクマの治し方と種類別アプローチ
2026.08.19目の下のクマ・たるみ取り

40代・50代になると、「十分に睡眠をとっているのに疲れて見える」「実年齢よりも老けて見られる」といった目元のお悩みが増えますが、その大きな原因となるのが目の下のクマです。
加齢に伴う皮膚の菲薄化(皮膚が薄くなること)や眼輪筋の衰え、眼窩脂肪の突出などが複雑に絡み合うため、この年代のクマは単一の原因で起きているとは限りません。
そのため、適切なアプローチを見つけるためには、まず自身の目元の状態を客観的に把握することが求められます。
本記事では、クマの種類別の見分け方や無意識にやってしまいがちなNG習慣をはじめ、医学的根拠に基づいた美容医療から日常のセルフケアまで、40代・50代の目の下のクマの治し方を網羅的に解説していきます。
目の下の治療で後悔しないために、
まずは診断から。
脱脂とハムラ法のどちらが適しているか、
医師による診察にて状態を診断いたします。
※この記事は、消費者庁や国民生活センター・厚生労働省の発信する情報を基に、作成しています。
※「総額表示」の義務付けに則り、税込価格にてご紹介しています。
※本記事で紹介している手術は保険が適用されず、自費診療です。
※厚生労働省が掲げる広告に関するガイドラインに則った運用をしています。
40代・50代が悩む目の下のクマの種類と原因

目の下のクマを適切にケアするためには、まず根本的な原因となっている「クマの種類」を正しく把握することが第一歩となります。
とくに40代・50代の目元は、加齢によるたるみや血行不良、長年のダメージなどが重なり、複数のクマが同時に発生する「混在ケース」も珍しくありません。
まずは手鏡などを用意し、以下の見分け方を参考にしながら、ご自身の症状がどのタイプに当てはまるのかチェックしてみましょう。
黒クマの見分け方|皮膚を下に引っ張ると影が消えるか
黒クマは、皮膚の色素沈着や血流の問題ではなく、目の下の「たるみ」や「くぼみ」によって生じる「物理的な影」が正体です。
40代・50代になると、眼球を支える筋肉(眼輪筋)や靭帯が年齢とともに衰え、目の周りの脂肪(眼窩脂肪)が前方に押し出されやすくなります。すると、膨らんだ脂肪の下に段差が生じ、そこに照明などの光が遮られて影が落ちることで黒く見えてしまうのです。
- 顔を上に向けて手鏡を見た際、クマの色味が薄くなるか
- 目の下の皮膚を指で軽く下に引っ張ると、影が消えるか
- ファンデーションやコンシーラーを塗ってもカバーしにくいか
上記のように、皮膚を引っ張って段差を平らにした際に色が消える場合は、黒クマである可能性が高いと言えます。
色素の問題ではなく構造的な凹凸が原因であるため、表面的なスキンケアやメイクだけで隠すことは難しく、本質的に改善するには構造へのアプローチが必要になります。
青クマの見分け方|指で軽く押すと色が薄くなるか
青クマは、目の下の薄い皮膚から、血行不良によって滞った静脈の血液が青暗く透けて見えている状態です。
特に40代・50代は、加齢によってコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚が薄くなる「菲薄化(ひはくか)」が進行するため、若い頃よりも血管の色が目立ちやすくなります。そこにスマホやパソコン作業による眼精疲労、冷え、睡眠不足などが重なると、血液の巡りがさらに悪化し、クマの色味がいっそう強調されてしまいます。
- 目の下のクマを指の腹で軽く押すと、一時的に色が薄くなるか
- 目の下の皮膚を横に引っ張ると、皮膚と一緒にクマ(色味)も移動するか
- 睡眠不足の日や疲労が溜まっているときに、クマの色が濃くなるか
指で軽く圧迫した際に色が薄くなるのは、皮膚の下に滞っていた血液が物理的に周囲へ押し出されるためです。
青クマは血流の滞りや皮膚の薄さが主な原因であるため、日々の生活習慣や体調によってクマの目立ち具合が変化しやすいという特徴を持っています。
茶クマの見分け方|引っ張っても押しても色が変わらないか
茶クマは、紫外線ダメージや日々の摩擦によって、皮膚に「メラニン色素」が沈着してしまった状態です。
40代・50代の場合、長年のアイメイクやクレンジングによる摩擦ダメージの蓄積に加え、加齢に伴うターンオーバー(肌の生まれ変わり)の遅れが大きく影響しています。そのため、本来であれば排出されるはずのメラニンが皮膚に定着してしまい、茶色くくすんで見えてしまうのです。
また、花粉症やアトピー性皮膚炎などで目をこする癖がある方も、慢性的な摩擦によって茶クマができやすくなります。
- 目の下の皮膚を引っ張ったり指で押したりしても、色や形が変わらないか
- クマの色が茶色っぽく、シミや色素沈着のように見えるか
- ファンデーションやコンシーラーを塗布すると、比較的綺麗に隠せるか
茶クマは皮膚そのものに色素が沈着している状態であるため、物理的に皮膚を動かしたり、圧迫して血流を変化させたりしても、クマの色味は変わりません。
なお、自己流のマッサージなどによる過度な摩擦は逆に症状を悪化させる原因となるため、目元を優しく扱うことがケアの基本となります。
赤クマの見分け方|口を開けたり笑うと赤みが強くなるか
赤クマは、目の下の脂肪(眼窩脂肪)が前方に押し出され、その表面を覆っている筋肉(眼輪筋)が圧迫されて赤く透けて見えている状態です。
40代・50代になり皮膚の菲薄化(薄くなること)が進むと、内側にある筋肉の色がより一層透けやすくなります。また、赤クマは脂肪の突出が根本的な原因であることから、「黒クマ」の初期段階であったり、すでに黒クマと併発していたりするケースも珍しくありません。
- 口を大きく開けたり、笑ったりして表情を作ると赤みが強くなるか
- 目の下のふくらんでいる部分が、ほんのりと赤色や赤紫色を帯びているか
- 目の下の皮膚を指で軽く下に引っ張ると、赤みがよりはっきりと見えるか
笑ったり口を開けたりした際に赤みが増すのは、表情を作ることで目の周りの筋肉が動き、脂肪の突出による圧迫が強調されるためです。
放置すると脂肪がさらに押し出され、くっきりとした影を伴う黒クマへと進行する恐れがあるため、構造的な原因を見据えた早めのアプローチが推奨されます。
40代・50代のクマを悪化させるNG習慣

目の下のクマを効果的にケアしていくためには、特別なスキンケアや治療を取り入れるだけでなく、日常生活に潜む悪化の要因を取り除くことが欠かせません。
良かれと思って続けている毎日のケアや、無意識のうちに行っている何気ない習慣が、結果として目元の血行不良や色素沈着を招き、クマをさらに濃くしてしまっているケースが多く見受けられます。
ここでは、40代・50代のデリケートな目元に負担をかけやすい「3つのNG習慣」について、なぜクマを悪化させてしまうのか、その理由とともに詳しく解説します。
1. 目元をこする摩擦の蓄積
目の周りの皮膚は、顔のほかの部位と比べて非常に薄く、わずかな刺激でもダメージを受けやすいデリケートな構造をしています。そのため、日常的な「摩擦」はクマを悪化させる大きな要因となります。
- 洗浄力の強いクレンジングでのゴシゴシ洗い
- チップやブラシを使った力強いアイシャドウの塗布
- アレルギーや花粉症などによって目をこする癖
こうした物理的な刺激が繰り返し加わると、肌を守ろうとしてメラニン色素が過剰に生成され、色素沈着による「茶クマ」を引き起こします。さらに40代・50代は、加齢に伴ってターンオーバー(肌の生まれ変わり)の周期が長くなっているため、一度生成されたメラニンが排出されにくく、クマが定着しやすい状態です。
また、過度な摩擦は皮膚の弾力を低下させ、たるみを引き起こすことで「黒クマ」を誘発する恐れもあります。目元に触れる際は、力のはいりにくい薬指を使うなど、優しくなでる程度の力加減を意識することが大切です。
2. スマホ・PC作業による眼精疲労と血行不良
長時間のスマートフォンやパソコンの使用は、目元の血行を滞らせ、とくに「青クマ」を悪化させる大きな原因となります。
画面を凝視している間は、無意識のうちにまばたきの回数が減少し、目のピントを調節する筋肉(毛様体筋)や周囲の眼輪筋が緊張状態に陥ります。すると、目元周辺の血流が滞って血液中の酸素が不足し、暗く淀んだ静脈血が薄い皮膚から透けて青黒く見えてしまうのです。
さらに40代・50代は、以下の要因が重なることで眼精疲労がより蓄積しやすい傾向にあります。
- 老眼(老視)の進行に伴うピント調節の負担増
- ブルーライトによる目の乾燥や自律神経の乱れ
- 長時間のデスクワークによる首や肩の慢性的な凝り
加齢によってピント調節機能が衰え始めると、スマホの小さな文字を追うだけでも目に過度な負担がかかります。そこに首や肩の凝りが加わると、顔全体への血流も悪化し、クマがさらに濃く定着してしまいます。
そのため、作業の合間に遠くを見て目を休ませたり、ホットアイマスクなどで目元を温めたりと、意識的に目の緊張をほぐす習慣を取り入れることが重要です。
3. 睡眠不足や冷え、塩分の摂りすぎによるむくみ
慢性的な「むくみ」は、目の下のたるみやふくらみを物理的に強調し、とくに影となる「黒クマ」を悪化させる厄介な要因です。
40代・50代は、加齢に伴って基礎代謝やリンパの流れが低下しやすく、若い頃よりもむくみが顔に長引きやすい傾向にあります。目元の皮膚は非常に薄く水分が溜まりやすいため、むくみが生じると眼窩脂肪の突出がさらに目立ち、段差の影が深くなってしまいます。同時に血流も滞るため、「青クマ」の併発を招くケースも少なくありません。
- 睡眠不足による自律神経の乱れと代謝の低下
- 慢性的な冷えが引き起こす血液やリンパの滞り
- 塩分の過剰摂取による体内の水分バランスの乱れ
塩分の多い食事を摂りすぎると、体は塩分濃度を一定に保とうとして水分を過剰に溜め込み、翌朝の目元が腫れぼったくなってしまいます。
そのため、十分な睡眠をとって体を温めるとともに、塩分を控えめにし、カリウムを含む食材(バナナやほうれん草など)を意識的に摂取して余分な水分の排出を促すことが大切です。
40代・50代におすすめの治療法|クマの種類別アプローチ

40代・50代の目の下のクマは、加齢に伴う皮膚のたるみや長年蓄積された色素沈着など、セルフケアだけでは改善が難しい構造的な問題が深く関わっています。
そのため、自身のクマの種類を正しく見極め、それぞれに最適なアプローチができる美容医療を取り入れることが、症状改善への有効な選択肢となります。
▼クマの種類とおすすめの美容医療
| クマの種類 | 主な原因 | おすすめの美容医療 (代表例) |
|---|---|---|
| 脂肪の突出によるたるみ・くぼみの影 | 下眼瞼脱脂術・ハムラ法 +脂肪注入 |
|
| 皮膚の菲薄化と血行不良による静脈の透け | ヒアルロン酸注入 ジャルプロ ( ヤングアイ ) 注射 |
|
| 摩擦やターンオーバーの乱れによる色素沈着 | トーニング | |
| 脂肪の突出に伴う眼輪筋(筋肉)の透け | 下眼瞼脱脂術 |
下眼瞼脱脂術・ハムラ法や脂肪注入【黒クマに悩む方】
黒クマの根本的な原因である「眼窩脂肪の突出」と「目の下のくぼみ」によって生じる段差は、スキンケアやマッサージでフラットにすることができません。
そのため、飛び出した脂肪を取り除く、もしくは移動させて構造的な凹凸を整える「下眼瞼脱脂術 ( かがんけんだっしじゅつ ) 」や「ハムラ法 ( 裏ハムラ法・表ハムラ法 ) 」が有効なアプローチとなります。
- 下眼瞼脱脂術
皮膚表面に傷跡が残らないアプローチで、原因となる脂肪を根本から取り除く - 脂肪注入の併用
脱脂と組み合わせることで、術後のくぼみや小ジワを予防し自然に仕上げる - ハムラ法(脂肪再配置)
自身の脂肪をくぼみに移動させ、ふくらみと深いくぼみの両方を整える - 表ハムラ法
重度な黒クマで、脂肪だけでなく「皮膚のたるみ」も強い場合に対応可能
このように、原因となる脂肪を「減らす(脱脂)」ことと、くぼみを「埋める(注入)」ことを適切に組み合わせることで、光の当たり方が均一になり、長期的な改善が期待できます。
ヒアルロン酸やジャルプロ ( ヤングアイ ) 注射などの注入治療【青クマに悩む方】
青クマは、薄くなった皮膚から滞った血液が透けて見えている状態であるため、皮膚の内側に厚みを持たせて色味をカバーする「注入治療」が適しています。
代表的なアプローチである「ヒアルロン酸注入」は、目の下の皮膚の浅い層に柔らかいヒアルロン酸を丁寧に注入し、血管と皮膚の間に物理的なクッション(厚み)を作る治療法です。即効性が期待でき、注入直後から静脈の青みが目立ちにくくなるというメリットがあります。
また、40代・50代の青クマの主要な原因である「皮膚の菲薄化(薄くなること)」そのものにアプローチしたい場合は、「ジャルプロ ( ヤングアイ ) 注射」などの肌育(はだいく)治療が有効です。
- ヒアルロン酸による即効性の高い青みのカモフラージュ
- 血管と皮膚の間に厚みを持たせる物理的なカバー効果
- ジャルプロ ( ヤングアイ ) 注射によるコラーゲンやエラスチンの生成促進
- 自身の肌細胞を活性化させることによる根本的な肌質改善
まずはヒアルロン酸で手早くカバーするのか、ジャルプロ注射でじっくりと肌質を改善していくのか、現在の皮膚の薄さやライフスタイルに合わせて適切な薬剤を選択することが大切です。
トーニングなどのレーザー治療【茶クマに悩む方】
茶クマは皮膚の表面〜深層にメラニン色素が定着してしまっている状態であるため、物理的な影や血管の透けに対する治療とは異なり、色素そのものを破壊して排出を促す「レーザー治療」が第一選択となります。
とくに40代・50代のデリケートな目元には、従来のレーザーよりも圧倒的に短い時間(1兆分の1秒)で照射を行う「ピコトーニング」が推奨されます。
熱ダメージを最小限に抑えながら、メラニン色素だけを衝撃波で微細に粉砕できるのが最大の強みです。細かく砕かれた色素はマクロファージ(貪食細胞)によって体外へスムーズに排出されるため、肌への負担や強い炎症リスクを抑えつつ、効率的に茶クマを薄くしていくことが可能です。
- 低出力での照射による肌への負担や炎症リスクの軽減
- メラニン色素の微細な粉砕とスムーズな排出の促進
- 熱ダメージを抑えたピコレーザーによる効率的な色素改善
- 複数回の治療を重ねることによる段階的なトーンアップ
茶クマのレーザー治療は1回の照射で劇的に変わるものではなく、複数回にわたって優しくメラニンを減らしていく必要があります。また、治療期間中もご自身で目元をこすらないよう注意することで、よりスムーズな改善に繋がります。
下眼瞼脱脂術【赤クマに悩む方】
赤クマは、突出した眼窩脂肪が眼輪筋(目の周りの筋肉)を裏側から圧迫し、その筋肉の赤みが薄い皮膚を通して透けて見えている状態です。黒クマと同様に「脂肪の突出」が引き金となっているため、原因そのものを取り除く「下眼瞼脱脂術」が有効な選択肢の一つとなります。
下眼瞼脱脂術によって余分な眼窩脂肪を適量取り除くと、眼輪筋への物理的な圧迫が解消されるため、筋肉の赤みが透けにくくなります。赤クマは放置すると脂肪がさらに押し出され、影を伴う黒クマへと進行してしまうケースが多いため、早い段階で構造的な原因を取り除くことで、将来的なたるみの予防にもつながります。
- 下眼瞼脱脂術による眼輪筋への物理的な圧迫の解消
- 突出した脂肪を取り除くことによる将来的な黒クマの予防
- 症状の進行度や希望のダウンタイムに合わせた柔軟な治療の選択
このように、赤クマ治療では脂肪の突出具合を正確に見極め、眼輪筋への圧迫を根本から「減らす」アプローチを行うことが重要です。
赤クマに気づいた段階で早めに専門医へ相談することで、将来的な深いたるみや黒クマへの進行を食い止めることができます。
目の下のクマ治療以外でできる40代からのセルフケア
美容医療による根本的なアプローチに加えて、毎日の正しいセルフケアを取り入れることで、健やかな目元を保ち、クマの悪化を予防することができます。
しかし、40代・50代の皮膚は非常にデリケートに変化しているため、自己流の誤ったケアはかえって症状を進行させてしまう恐れがあり注意が必要です。
ここでは、美容医療と並行して日常に無理なく取り入れられる、正しいアイケアや生活習慣の見直し、メイクによるカバー方法について詳しく解説します。
アイクリームなど目元専用アイテムでのアイケア
40代・50代の目元の皮膚は、顔の他の部位と比べても皮脂腺が少なく、加齢による乾燥やバリア機能の低下が顕著に現れる部位です。乾燥は小ジワを増やすだけでなく、肌のくすみを引き起こしてクマ全体を濃く見せてしまうため、保湿力に優れた目元専用のアイクリームを用いたケアが欠かせません。
日々のケアでは、ご自身のクマの種類や目的に合わせて、適切な有効成分が配合されたアイテムを選ぶことがポイントになります。
- 黒クマ(ハリ不足)
レチノールやナイアシンアミドなどの弾力サポート成分 - 青クマ(血行不良)
ビタミンEやビタミンKなどの血行をサポートする成分 - 茶クマ(色素沈着)
ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの美白有効成分 - 赤クマ(筋肉の透け)
ペプチドやレチノールなど皮膚の厚みをサポートする成分
※根本改善ではなく予防・カモフラージュ目的
なお、せっかく良質なアイクリームを使用しても、ゴシゴシと擦り込むように塗ってしまうと、摩擦ダメージによってクマをさらに悪化させてしまいます。アイクリームを塗る際は、薬指の腹を使い、肌の上を滑らせるように優しく置いていくことを意識しましょう。
血行を促すマッサージと眼輪筋エクササイズ
青クマの主な原因である血行不良を解消し、黒クマや赤クマの要因となる筋肉の衰えを予防するためには、日々のマッサージや眼輪筋(がんりんきん)エクササイズが効果的です。
血流を促すマッサージを行う際は、皮膚をこすったり引っ張ったりせず、ツボを「点」で優しく押すことが基本となります。また、目の周りの筋肉を意識的に動かすエクササイズを取り入れることで、眼窩脂肪を支える力が維持され、将来的なたるみの予防につながります。
- 目頭(晴明)やこめかみ(太陽)などのツボを薬指の腹で優しく圧迫
- まぶしいときのように下まぶたに力を入れて目を細め、数秒キープして力を抜く眼輪筋のトレーニング
- 入浴中やホットアイマスク使用後など、目元が温まっているタイミングでの実施
ただし、色素沈着が原因である「茶クマ」にお悩みの方や、ご自身のクマの種類が特定できていない場合は注意が必要です。
マッサージによるわずかな摩擦であっても肌への刺激となってメラニンの生成を促し、クマをさらに悪化させてしまう恐れがあるため、無理に自己流で行うことは控え、摩擦を伴わない保湿ケアなどを優先してください。
睡眠・食事など生活習慣の見直し
目の下のクマをケアするためには、外側からのアプローチだけでなく、睡眠や食事といった内側からのインナーケアも非常に重要です。とくに40代・50代は基礎代謝やターンオーバー(肌の生まれ変わり)の周期が遅れやすいため、生活習慣の乱れがダイレクトに目元のくすみやたるみとして表れてしまいます。
質の高い睡眠をとることは、日中に酷使した目の疲れを癒やして血流を改善するだけでなく、成長ホルモンの分泌を促してメラニンの排出(茶クマ対策)をサポートする効果が期待できます。また、食事面では塩分の過剰摂取を控えることで、黒クマを強調させてしまう「むくみ」を和らげることが可能です。
- 質の高い睡眠
就寝前のスマホ操作を控え、目元をしっかりと休ませること - カリウムの摂取
バナナやほうれん草など、余分な塩分を排出する食材の摂取 - 鉄分やビタミンB群の補給
レバーや赤身肉など、血行をサポートする栄養素の積極的な補給 - 全身の冷え対策
冷たい飲み物を避け、温かいお茶や白湯を通じた全身の血流改善
このように、日々の生活のなかで体を温め、必要な栄養素を補いながらしっかり休息をとることは、すべてのクマの予防・改善の土台となります。美容医療やスキンケアの効果を最大限に引き出すためにも、まずはご自身の無理のない範囲で生活習慣を整えていくことが大切です。
コンシーラーなどメイクでのカバー方法
美容医療や日々のセルフケアで中長期的な改善を目指す一方で、今すぐ目元の印象を明るくしたい場合には、コンシーラーを用いたメイクアップが有効です。ただし、40代・50代の目元は乾燥しやすく小ジワも目立ちやすいため、厚塗りはかえって老けた印象を与えたり、時間の経過とともにメイクがヨレてクマを強調してしまったりする原因になります。
メイクでカバーする際は、ご自身のクマの色味(補色)に合わせたカラー選びと、薄付きでも保湿力の高いリキッドタイプやクリームタイプのアイテムを選ぶことが重要です。
- 青クマ
青みを打ち消す「オレンジ系」のコンシーラーを使用し、目元に血色感をプラスすること - 茶クマ
肌なじみの良い「イエロー系」や「ベージュ系」を使用し、色素沈着を自然にぼかすこと - 黒クマ・赤クマ
影や赤みを光で飛ばすため、「パール入り」や「ワントーン明るいカラー」を用いてハイライト効果を狙うこと - 塗り方のコツ
厚塗りを避け、力が入りにくい薬指やスポンジを使って、こすらず優しく「トントン」と叩き込むように密着させること
また、メイクでしっかりとカバーした日は、クレンジングの際にゴシゴシと強くこすって落とさないよう注意が必要です。摩擦は茶クマやたるみを引き起こす最大の原因となるため、ポイントメイク専用のリムーバーを使用して浮かせて落とすなど、最後まで肌を優しく扱うよう心がけてください。
40代・50代の目の下のクマに関する相談はネス駒沢クリニックへ

目の下のクマやたるみにお悩みの方へ向けて、当院が大切にしている診療理念や、正確な診断に基づく幅広い治療選択肢についてご紹介します。
患者様一人ひとりの状態に寄り添い、自然な若返りを目指す当院の特徴や治療の流れをご確認ください。
当院のクマ取り治療の特徴
目の下のクマ治療において最も重要なのは、「とりあえず脂肪を取る」「流行っている術式を選ぶ」といった画一的なアプローチを避け、事前の正確な診断を行うことです。
ネス駒沢クリニックでは、経験豊富な形成外科専門医がふくらみの程度やくぼみ、皮膚のたるみ、お顔全体の骨格などを総合的に評価し、患者様の状態に合わせた過不足のない治療をご提案しています。
- 形成外科専門医による丁寧な診察とオーダーメイドの治療提案
- 下眼瞼脱脂術やハムラ法から、注入治療(ジャルプロやヒアルロン酸など)、ピコレーザーまで幅広い選択肢
- くぼみや段差を整えるための「脱脂に伴う脂肪注入」は追加費用なしで実施
- 重力のかかり方を考慮し、手術終盤に必ず「座った姿勢(座位)」で行う仕上がりの微調整
- 痛みに配慮した麻酔の使用や、ダウンタイムを最小限に抑えるためのスムーズな手技
当院のクマ取り治療の料金
当院では、患者様に安心して治療に臨んでいただけるよう、事前のカウンセリングで必要な費用の全容を明確にご提示する明朗会計を徹底しております。無理なオプションや不要な治療の追加をご提案することはございません。
▼クマ取り・たるみ取り(外科手術)
| 治療法 | 通常価格 | モニター価格 |
|---|---|---|
| 経結膜脱脂法 (まぶた裏側からの脱脂) |
242,000円 | 198,000円 |
| 下眼瞼のたるみ取り+脱脂 (皮膚側から) |
396,000円 | 352,000円 |
| 裏ハムラ法 | 440,000円 | ー |
| 表ハムラ法 | 498,000円 | ー |
| 脂肪注入 (脱脂に伴うもの) |
無料 | 無料 |
| 笑気麻酔 (オプション) |
11,000円 | ー |
※価格はすべて税込表示です。
※モニター価格の適用には、写真撮影やWEBサイトへの掲載などの条件がございます。詳しくはカウンセリング時にご相談ください。
▼注入治療・スキンブースター
| 治療法 | 通常価格 |
|---|---|
| ヒアルロン酸注入(1本) ※別途手技料22,000円 |
77,000円 |
| ジャルプロ ヤングアイ(1回) ※手打ちの場合は別途11,000円 |
38,500円 |
| ジャルプロ クラシック (1回) |
29,800円 |
| リジュランヒーラー 水光注射 (1回) |
49,800円 |
▼レーザー治療(茶クマ・色素沈着)
| 治療法 | 通常価格 |
|---|---|
| ピコトーニング 全顔 (初回トライアル) |
22,000円 |
| ピコトーニング 全顔(1回) | 33,000円 |
| ピコトーニング 全顔(5回) | 110,000円 |
診察の際にお一人おひとりの目元の構造や皮膚の状態を見極め、最小限の負担で最も高い効果が期待できる治療計画と正確な費用をご案内いたします。
カウンセリングから手術までの流れ
当院では、患者様がリラックスしてクマ取り治療に臨めるよう、ご来院からアフターケアまでの各ステップで丁寧な対応を心がけております。
ここでは、一般的な外科手術(脱脂やハムラ法など)を受ける際の流れをご紹介します。
専門のカウンセラーと医師が状態を丁寧に診察し、お一人おひとりに適した治療法やデザインの提案
パウダールームにて、お顔の皮脂汚れやお化粧をしっかりと落とす清潔な準備
カルテへの記録保存用として、手術前の状態を写真に記録(※モニター以外は外部への流出なし)
局所麻酔等を行い手術を開始し、終盤には必ず「座った状態」で患者様と一緒に鏡を見て行う仕上がりの微調整
術後の腫れや内出血を最小限に抑えるため、リカバリールームで患部を冷却しながらの休憩
帰宅後の過ごし方に関するご説明と、術後1ヶ月間直接ご相談いただける安心のLINEサポートのご案内
また、ダウンタイム中に不安な症状が出た際や経過に関するご質問がある場合は、LINEを通じて直接ご相談いただける体制を整えております。手術のアフターフォローにかかる再診料は術後3ヶ月まで無料で行っておりますので、帰宅後も安心してお過ごしいただけます。
目の下の治療で後悔しないために、
まずは診断から。
脱脂とハムラ法のどちらが適しているか、
医師による診察にて状態を診断いたします。
目の下のクマの治し方に関するよくある質問
この年代のクマの主な原因である「眼窩脂肪の突出(黒クマ・赤クマ)」や「長年蓄積された深い色素沈着(茶クマ)」は、アイクリームやマッサージといった表面的なアプローチでは解消できない構造的な変化だからです。
セルフケアはあくまで「悪化の予防」や「一時的なカモフラージュ」として活用し、すでに目立っているクマを改善したい場合は、美容医療による原因に合わせた適切な治療をご検討ください。
ただし、これだけの長期間ケアを継続しても、実感できる効果は「目元の乾燥の緩和」や「わずかなトーンアップ」などに留まります。日々のケアは将来の悪化予防として継続しつつ、即効性やより明確な変化を求める場合は美容医療に頼るのが効果的です。
- レーザー治療(ピコトーニング等)
数時間〜1日程度の軽い赤み - 注入治療(ヒアルロン酸・ジャルプロ等)
1〜3日程度の軽い腫れや内出血 - 経結膜脱脂法(まぶた裏側からの脱脂)
1週間程度の腫れや内出血(※ピークは3〜4日間) - ハムラ法(脂肪再配置)
2週間程度の腫れや内出血
脱脂やハムラ法などの外科手術の場合も、患部以外は翌日(または抜糸後)からメイクでカバーできるため、数日のお休みで職場復帰される方が多くいらっしゃいます。
一方「クマ」は、たるみによってできる影(黒クマ)だけでなく、血行不良による静脈の透け(青クマ)や色素沈着(茶クマ)など、目元が暗く見える状態の「総称」です。
つまり、たるみは黒クマを引き起こす大きな原因の一つですが、クマにはたるみ以外の要因(皮膚の薄さや摩擦など)による色味の変化も含まれるという違いがあります。
まとめ|40代・50代のクマは種類を見極めて治し方を選ぼう
40代・50代の目元は、加齢による皮膚の菲薄化や眼窩脂肪の突出、長年の摩擦ダメージなど、複数の要因が複雑に絡み合ってクマを形成しています。そのため、「流行っている治療だから」「セルフケアで十分だから」と安易に判断してしまうと、かえって症状を悪化させてしまう恐れがあります。
ご自身のクマの種類(原因)を正しく見極め、それに合った適切な治し方を選択することが、若々しい目元を取り戻すための大切なポイントです。
セルフケアで改善が見られない場合や、ご自身のクマの種類が分からない場合は、決して自己流で無理なケアを続けず、まずは専門医による正確な診断を受けてみることをおすすめします。正しい知識と適切な治療で、後悔のない自然で明るい目元を目指しましょう。
目の下の治療で後悔しないために、
まずは診断から。
脱脂とハムラ法のどちらが適しているか、
医師による診察にて状態を診断いたします。
参考文献
・厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)」
・厚生労働省「医療広告ガイドラインに関するQ&A」
・一般社団法人日本美容外科学会(JSAPS)公式サイト
・公益社団法人日本形成外科学会「加齢性眼瞼下垂(腱膜性眼瞼下垂・眼瞼皮膚弛緩症)」
・独立行政法人国民生活センター「増加する美容医療サービスのトラブル-不安をあおられたり、割引のあるモニター契約を勧められても慎重に判断を!-」
・消費者庁「美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口について」







