傷跡(肥厚性瘢痕・ケロイド)

こんなお悩みありませんか

  • 傷跡がなかなか消えず、赤く盛り上がって目立っている
  • 手術跡やケガの傷が時間が経っても硬く残っている
  • 傷の周囲がかゆくてつい触ってしまう
  • 昔のニキビ跡がケロイドのように広がってきた
  • 傷が洋服や下着に擦れて痛みや不快感がある

このような症状は、「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」または「ケロイド」の可能性があります。ネス駒沢クリニック(世田谷区)では、形成外科専門医がそれぞれの症状に合わせて最適な治療をご提案しています。
一度カウンセリングのご予約をおとりください。

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肥厚性瘢痕・ケロイドとは?

「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」や「ケロイド」は、傷が治る過程で皮膚の修復反応が過剰に働くことで生じる“異常な瘢痕(傷跡)”です。通常、傷は時間の経過とともに平らで目立たない瘢痕に落ち着きますが、この自然な経過が乱れると、皮膚が赤く盛り上がったり、かゆみや痛みを伴ったりすることがあります。

肥厚性瘢痕とは?

✔️かゆみや軽い痛みを伴うことがあります。

✔️傷の範囲内に限局して赤く盛り上がる傷跡です。

✔️手術やけが、ニキビ、やけどなどの後にできやすく、時間の経過とともに徐々に目立たなくなることもあります。

ケロイドとは?

✔️傷の範囲を越えて皮膚の外側へ広がっていく、進行性のある瘢痕です。

✔️赤紫色に盛り上がり、かゆみ・痛みが強く、服との摩擦などで悪化しやすい特徴があります。

✔️時間が経っても自然に治ることは少なく、再発もしやすいため、医療的な治療が必要不可欠です。

▶肥厚性瘢痕やケロイドの原因は主に4つ

  1. 傷口への強い張力(引っ張り)
    傷ができた部位に常に引っ張りや動きが加わると、皮膚が引き伸ばされ、治癒が乱れることで異常な瘢痕が形成されやすくなります。
    例:肩、胸、関節部位(肘・膝)、腹部の手術痕など
  2. 慢性的な炎症・感染
    傷が治る過程で、ニキビ、毛嚢炎(毛穴の炎症)、傷口の化膿などが起こると、慢性的な炎症が持続し、瘢痕が異常増殖しやすくなります
    (特にニキビ跡や虫刺されの跡にケロイドができやすい方は、炎症を早期に抑えることが大切です。)
  3. 皮膚の摩擦・刺激
    傷ができた部位が衣類とこすれる、圧迫される、紫外線を浴びるといった物理的・環境的刺激が繰り返されることで、傷の治癒が妨げられ、肥厚性瘢痕やケロイドが形成されることがあります。例:ブラジャーのストラップで胸のケロイドが悪化する、マスクの摩擦による耳の瘢痕など
  4. 体質・遺伝的要因
    ケロイドには体質(遺伝的素因)が関与しているとされています。家族にケロイド体質の方がいる場合、ご自身にもできやすい傾向があります。
    特にアトピー性皮膚炎やアレルギー体質の方は、皮膚の炎症反応が強いため注意が必要です。

肥厚性瘢痕やケロイドは、「体質だから仕方がない」と放置せず、適切な治療と予防対策を行うことが非常に重要です。
ネス駒沢クリニックでは、こうした原因を丁寧に見極め、一人ひとりに合った治療プランをご提案しています。

肥厚性瘢痕とケロイドの違い

どちらも傷の治癒過程でコラーゲンが過剰に生成されてできる「異常瘢痕」ですが、以下のような違いがあります。

特徴肥厚性瘢痕ケロイド
盛り上がり傷の範囲内に限局傷の範囲を越えて広がる
発症の時期傷が治った直後から数週間~数ヶ月後に徐々に
自然退縮時間とともに改善することもある自然治癒は難しく、拡大傾向

当院のケロイド・肥厚性瘢痕治療方針

ネス駒沢クリニックでは、ケロイドや肥厚性瘢痕を単なる「傷跡」としてではなく、慢性的な炎症による皮膚の病変としてとらえ、原因から丁寧に治療します。

1. 丁寧な診断とカウンセリング

  • 皮膚の状態や既往歴、生活習慣を丁寧に問診
  • 炎症、張力、圧迫、感染の有無を評価
  • 保険適用の範囲や治療継続の必要性もわかりやすくご説明

2. 多角的な治療アプローチ

症状やライフスタイルに応じて、次のような治療を組み合わせて行います:

  • 内服治療:トラニラスト(抗アレルギー薬)などで炎症を抑える
  • 外用薬・貼付剤:ステロイド外用薬(エクラープラスター®など)やシリコーンゲルシートで盛り上がりを抑える
  • 注射療法:ケナコルト®(ステロイド注射)による腫れ・かゆみの改善
  • 圧迫療法:シリコンシートや専用パッドによる物理的な抑制
  • レーザー治療:血管や線維組織に作用するレーザー(自費診療)
  • 手術療法:難治性の瘢痕には切除術や再建術を検討

治療は継続が大切です

肥厚性瘢痕やケロイドは一度で完治するものではなく、再発を防ぐための継続的なケアが重要です。当院では治療後の経過観察や生活指導、再発予防のフォローアップにも力を入れています。

保険診療について

  • 多くの治療法は健康保険が適用されます(初診料、再診料含む)
  • レーザー治療や手術(審美目的)は自費診療となる場合があります
  • 詳細は診察時にご説明いたしますので、お気軽にご相談ください

自費治療について

線状に残ってしまった目立つ傷跡を改善するための傷跡修正手術を実施しています。
通常、瘢痕(きずあと)は周囲組織に引っ張られて幅が出てきてしまいます。そのままにしておくと皮膚の緊張や光の反射によって目立ちやすくなります。
瘢痕形成手術では、目立つ傷跡や盛り上がり・くぼみのある瘢痕(傷あと)を、より目立たなくするための形成外科的手術です。

内容金額(税込)
瘢痕形成手術(線状瘢痕・3cmまで)
※肥厚性瘢痕の場合のみ
275,000
※ケロイドの場合には実施しておりません。
ご自身の傷跡が肥厚性瘢痕かケロイドか判別がつかない場合もお気軽にご相談くださいませ。

初診の流れ

はじめて当院でケロイド・瘢痕治療をご希望される方は、以下の流れに沿って診療を行っております。

1.診察予約

診察のご予約をWEBかお電話でお取りいたします。お電話ですと診察日と処置日を同日にお取りできます。WEB予約は後日の処置となります。

2.診察

ご希望と症状に応じた治療計画をご案内し、保険・自費の範囲を明確に説明します。

3.治療

初診当日に可能な処置はその場で対応いたします。処方や注射、外用指導などを行います。

傷跡治療についてよくある質問

ケロイドか肥厚性瘢痕か、自分では判断できません。診断してもらえますか?

診察時に医師が皮膚の状態や経過を拝見し、正確な診断を行います。自己判断せずお気軽にご相談ください。

保険は使えますか?

多くの治療(内服・外用・注射・手術等)は健康保険が適用されます。自費診療の有無は事前に必ずご案内します。

ケナコルト注射は痛いですか?

注射時にやや刺激がありますが、痛みに配慮して治療を行います。

手術で切除したらもう再発しませんか?

ケロイドは再発の可能性があるため、術後に圧迫ケアなど再発予防の対策を講じます。

世田谷区でケロイド・瘢痕の治療をご希望の方へ

「ずっと気になっていたけれど、どうせ治らない」とあきらめていませんか?
ネス駒沢クリニックでは、形成外科の専門医があなたの症状に真摯に向き合い、
根本からの改善を目指した治療をご提供しています。

どうぞお気軽にご相談ください。

ご予約・診療案内

  • 診療時間:10:00〜18:00(水・日曜休)
  • 予約方法WEB予約電話予約LINE予約(コース契約の方のみ)
  • アクセス:駒沢大学駅徒歩1分(東京都世田谷区上馬4-5-6ネスグローバルビル2F)

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患者様ご来院マップ

患者様ご来院マップ

ネス駒沢クリニックは、東京都世田谷区上馬4丁目5-6に位置し、東急田園都市線「駒沢大学駅」より徒歩1分の便利な場所にあります。このアクセスの良さから、世田谷区内だけでなく、渋谷区、目黒区、品川区、中央区、港区、杉並区、中野区、新宿区など、広範囲から多くの患者様がご来院されています。

さらに、クリニックの周辺には渋谷駅、恵比寿駅、自由が丘駅、世田谷駅、上町駅、松陰神社前駅、若林駅、西太子堂駅、都立大学駅、学芸大学駅といった主要な駅が多数あり、幅広い地域からのアクセスが非常に良好です。

また、東急田園都市線沿線の渋谷駅、三軒茶屋駅、二子玉駅、用賀駅、駒澤大学駅、桜新町駅、溝の口駅、池尻大橋駅、青葉台駅、たまプラーザ駅にも接しており、遠方からの患者様にも便利です。

加えて、大田区、千代田区、豊島区、文京区、練馬区、台東区、江東区などの都内各地から、そして川崎市や横浜市などの神奈川県からも、多くの患者様がご来院されています。

上記の地域で目の下の脱脂、目の下のクマ取り、目の下のたるみ治療、シミ取り治療、医療脱毛、形成外科・皮膚科をお探しの方は、お気軽にネス駒沢クリニックへご相談ください。

記事執筆者
代表理事 吉武 光太郎

一般社団法人SMAPPY 代表理事

吉武 光太郎よしたけ こうたろう

資格・所属学会

  • 形成外科医
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会
  • 日本褥瘡学会

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